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雨と緑と音楽的な漫才

先週の暑さから10度くらい下がっておまけに雨模様なので、頭がなんとなく重い。そんな時の作業用BGMは慎重に選ぶ。今日一番フィットしたのは「ワダツミの木」だった。でもそれ以降何を聴いてもなんかしっくりこない。

そしたらあった。誰かがまとめたEXITの漫才コレクション声だけバージョン。なんてちょうどいいんだろう。声のトーンもリズムも完璧で、全部みたことあるから知ってるんだけど、ラジオにして聴くと最高に心地いい。

つい先日「伝説の一日」のダウンタウンを観た。観ているうちに、デビュー当時の大阪時代なんて知るわけもないのに、遠い昔の学生時代の彼らを想って涙が出てきて自分でもびっくりした。代表作のコント番組好きの多くの男性・男子ファンと違って、自分は歌番組の司会としての彼らが大好きで、ゲストを迎えたトークの天才的な面白さの記憶がほぼ全てインプットされている。もしかしたら、あの大舞台で話してる姿と声を聴いてるうちに、番組内での色んなエピソードの記憶とリンクしてしまったのかもしれない。

そしてEXIT。EXIT漫才をメドレーで聴いてみるとわかる。なんて音楽的なんだろうって。一つひとつ慎重に選ばれた言葉も、あのリズムとトーンがなければ台無しになってしまうわけで、もちろんビジュアルも大事なんだけど、本当に天才だなと思う。

二人のいう、かねちーがアイディアを持ってきて、りんたろーがスクリプトに起こす分担作業。もちろんゼロからの発想も凄いけど、やっぱり脚本担当の才能に惚れ惚れしてしまう。あのワクワクした言葉のやりとりは、やっぱりコンビ組みたてのワクワクから生まれたのかな、、なんて想像するだけで楽しい。ほんとそれくらいライブ感が半端なくて、聴覚だけなのに躍動感がビシビシ伝わってきて、初期の頃のネタもぜんぜん色褪せない。本当に凄い。

北野武としてヴェネチアで受賞して巨匠となって、フランスでも国民的勲章を受けて、日本では名誉教授。なのにカンヌではちょんまげ被って登場しちゃって、ビートたけしで火薬田ドンになっちゃう。そんなかっこいいおじさんというかおじいさんのたけちゃんみたいに、EXITもずっとキャラを変幻自在に使いこなして、このまま楽しく行ってくれたらいいなと思ったりする。

ハッピーな漫才を聴きながら作業してるうちに頭痛が治ったので、EXITさん今日は本当にありがとうと書いておきたい。



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