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遊びの哲学〜人は遊ぶ為に生きている!

⬆️というタイトルで文章を書いたら…引きますか?カチンときますか?笑

考え方は色々あって良いけれど、私は遊ぶように生きていたいです。

苦しむ一生と
楽しむ一生で
どちらが良い人生か…

言わずもがなですよね?

遊び=生産性が無い…つまり無駄、と考える人も多いかもしれません。

仕事=生きる為の義務…それはそうかもしれませんよね?

人は生まれた瞬間からお金が掛かるわけで。

そう考えたら生きること自体、非効率で非生産的とも言えるでしょう。

仙人でない限り、生きる為に衣食住は必要なのだから。

経済という概念もなかった太古の人々は、それでも生き延びてきました。

自然の恵みを得て、時に物々交換をして生活していたのです(お土産という言葉は、本当に土地の物の交換…海の幸と山の幸などを交換していたのでしょう)。

彼らが生き抜いたからこそ、子孫である私達が存在するのが現実。

では、彼らは何故か生き延びられたのか?
日々ストレスに悩んでいたら、免疫力も下がるはず。

おそらく太古の人々も、生活の中での遊び…を大切にしていたと想うです。

皮肉なことですが…
文明が発達して、便利になった分…世の中がどんどん忙しくなり、余裕や余白のない現代社会。

ストレスが余白の無さと比例しているのは間違いなく…

ならば余白はどう作るか?

そのヒントは遊びにこそ、あると思うのです。

女性は男性より人生の楽しみ方が上手で…

年齢を超えて友達になれたり、おしゃれを楽しんだり…身近なところに喜びを感じられますよね?

定年退職した男性がやる事が無く、人付き合いも仕事関係しかなくて…

社会にコミュニティを築けなくて、家にも居場所がないシニア男性も多いとか。

だから大人こそ、遊ぶことが必要ではないでしょうか。

利益や利害を超えて楽しめる場を持てると、社会的立場と関係ない「一人の人間」に戻れるし。

遊びがあるからこそ、オンオフの切り替えも出来て、生活に張りが生まれると思うのです。

⬆️のシェアした記事やNHKの番組「ヒューマニエンス」では、遊びが人の文化を創ったと表現されています。

具体的には…

変化に適応する能力や、クリエイティヴィティ(創造性)を高め…
⬇️遊び心、遊びの経験が高い方が、レジリエンス(回復力)が高く…
⬇️
困難に立ち向かうチカラが強い。
困難な状況でも何かしらの楽しさを見出せる。
不安を緩和し、困難な状況から回復出来る。
⬇️
つまりは生きる能力を高める為に、遊びが必要ということなのです。

不安やストレスを俯瞰で見て捉われない為に、マインドフルネスなどが提唱されますが…

瞑想しなくては!と瞑想するなら、それは義務的な窮屈さを伴うわけで…
真の瞑想状態には入り込めません。

瞑想状態…つまりゾーンに入るには?

無我夢中になること。

つまり本気で遊ぶのが1番!ということですね。

以前から都内の公園で遊ぶ子供達が、ベンチで横並びに座り、ゲームしている姿を見てきました。

TVで観る発展途上国の子供達が、目をキラキラさせて走り回る姿を観ると…

ゲームがあるのが豊か…とは想えず、豊かさとは何だろう?と考えてしまいます。
(もちろんゲームそのものが悪いのでなく…)

瞳の輝きが美しいですね!
勉強する事さえも楽しそう!学びも本来は楽しいはず。

人が何かを探求することも、ある種の遊び心でしょう。

話しは少し飛びますが…

人類の祖先はアフリカから、「グレートジャーニー」と言われる、大陸移動の旅をしました。

グレートジャーニー…と言えば、関野晴吉さん(医師・冒険家)が自らの足で、人類の足跡を追うTVのドキュメンタリーがありましたね(大好きでした!)

20年以上前の人気番組でした

昔のNHKスペシャル「日本人遥かな旅」も、人類の足跡だけでなく…日本人はどこから来たのか?を探訪するドキュメンタリー番組でした。

ちなみに「日本人遥かな旅」のサウンドトラックの作曲家、吉田潔さんとはリアルに交流させていただき…

彼の生演奏で踊らせていただいたことがあります。

私が1997〜公演シリーズとしてスタートし、2000年から2012年までダンスカンパニーとして主宰したRAKUDOは…

龍村仁監督のドキュメンタリー映画「地球交響曲〜ガイアシンフォニー」シリーズに、影響を受けて立ち上げた活動でした。

この映画は地球や自然と共生する人々を追ったドキュメンタリー。
アラスカで亡くなった写真家・星野道夫さんなども登場します。

古えの先祖達は…Googleマップもカーナビも無い時代に、星の位置を手掛かりに旅をしました。

未知の野生動物に襲われるかもしれないし…
緑豊かな大地は無いかもしれません。

旅をせず、そこに止まった人もいたでしょう。

しかし、リスクを承知で旅した人達は、未知の世界🌍🌎🌏に希望を見出して進んだはず…

現代でも冒険家・探検家の人達は、それを達成したからといって賞金が出るわけでもなく、むしろ生命の危険すらあるのに。

リスクを冒してでも行く選択する人達に共通するのは…顔!
皆とても良い顔してるのです。正に生身の人間らしさそのもの!

承認欲求で加工しまくりの写真をSNSに載せる人達とは、全く違う顔つきですね。

その彼らと、先程の途上国の子供達の瞳の輝きが…実はとても良く似ていて。

共通するのは…
○損得関係なく、楽しいから!という動機
○自分のカラダを動かしている
○自然に触れ、自然を感じている
…ではないでしょうか。

ゲームで遊ぶのも、人と楽しみを分かち合えるなら、決して悪くはありません。

でもどうせなら…
カラダを動かし、汗をかいて生きる実感を味わう方が、私にとって幸せです。

人それぞれ個人個人が、自分らしく楽しく生きていくことで、世の中が今より良くなるのでは?…と私は常に想うので。

世の中が楽しくなる様な活動を、これからもしていきたい!

私の使命はそこにこそあるから。

人生を傍観せず、主体的に楽しむ人を増やしたい!と、本気で想う日々。

仕事も義務的でなく、何か楽しみを見出して…日々を遊ぶ様に出来たなら…ストレスは軽減し、生産性も上がるでしょう。

楽しく生きる人は若いのです!
人生を遊ぶ人が増えたら…アンチエイジングなどという言葉は消えていくはず。

最後に、遊びを語る文化人にして元陸上競技選手・為末大さんの、noteと記事を紹介しますね。
とても共感出来る内容です!

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