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成功と幸福の誤差

永ちゃん(矢沢永吉さん)の名言に…

「サクセスとハッピーは違う!」

という素晴らしいコトバがあます。

私はキャロル時代の永ちゃんには、あまり興味が無かったのだけど…

彼の自伝「成り上がり」を読んで、一気にファンになり…

彼の音楽から伝わるコトバのチカラ(昔は言霊とか知らなかった)に、かなり影響を受けたんです。

綺麗事を言う当時の大人達は…
若者がぶつける本音に対して、向き合おうしなかった記憶があります。

大人達も必死だったのだと、今ならわかるけれど…
昔は「生意気」で片付けられてしまう時代。

建設的な意見を言おうにも…
意見する事そのものが、反抗的と受け取られるので…

20代は本当に修行の時代でした。

そんな頃…永ちゃんのコトバから、凄く勇気をもらえたのです。

ちなみに永ちゃん以外に、当時刺激を受けたのは…

大山倍達先生(極真空手創始者)と
岡本太郎さん(アーティスト)。

大山倍達先生の著書はほぼ読破!
岡本太郎さん!
職業…人間!

永ちゃんは広島出身で、同時に在日コリアンだそうです。

震災直後の福島の様に…
昔は広島の人達も、原爆の被曝に関して差別を受けた上、在日差別もあったでしょう。

朝鮮半島出身で、日本人として武道復興をされた大山倍達先生は…

戦後GHQの米兵に乱暴された日本の女性を守るなどした、行動の人でした。

岡本太郎さんは「芸術は爆発だ!」の名言を残した、偉大なアーティスト。

彼は昔の大阪万博の太陽の塔や、子供の城(青山劇場などの施設)のモニュメントのデザインをした人です。

「自分の中に毒を持て!」という名著もありました。
他にも著書を読んでいるけど、文章の熱量が凄いんです。

彼らに共通するのは「反骨の人」ということ。

正直…憧れます!!

アンチどころじゃない、批判や向かい風に立ち向かい、自分を貫いた人達。

岡本太郎さんの皮肉を含んだ哲学的メッセージを、昭和の特撮感たっぷりの実写にしたのがNHKの「タローマン」。


この3人の様に、行動する人は必ず波風を起こします。

海を高速ボートで進めば、波風が立つのと同じこと。

そこに恐れを感じず進んだ姿勢に、強烈な憧れを抱きますね。

私には、彼らほどの勇気もカリスマ性も無いけれど…
ココロだけは彼らみたいで在りたい!!

彼らは成功者だと思いますが、それ以上に幸せな人達…というのが、客観的な私の意見。

理由は…
自分らしさを貫いたから
自分らしい時を生き抜いたから

成功して有名になって、お金を稼いだ代償として…
本当の自分を生きられない人達は、世の中にたくさんいるでしょう。

そんな人達を幸せとは思えないんですよね。

人目に晒されても、憧れられる時は良いけれど。
その分の落差は必ず起きるもの。もし…世間の目が怖くて、豪邸の中でひっそり過ごしていたら?

平和な世の中で、シェルターに住むような生活ですよね。

有名になれば背負うものの大きさ分、メリットとデメリットが必ず生じますから。

それでも有名になりたい人は絶えず…皆、生まれてきた証が欲しいのかもしれませんよね?


もちろん世の中には、波風立たない様に…息を潜めて流される人生を好む人もいるだろうし。

それも人の生き方。
良い悪いなんてあり得ません。

ただ大事だと思うのは…

誰かの基準でなく
自分の基準で生きているか?
ということ(他人に迷惑をかけない前提で)。

誰か(世間や常識)の基準で生きていたら、何かが起きた時…
必ず被害者になろうとする人がいます。

日常を壊される恐怖からか、彼らは必ずヒステリーを起こしますよね?(最近ではマスク警察とか…)

人生を選択したのは誰なのか?

景気が悪化
会社が倒産
路頭に迷う
家庭が崩壊

確かに大変なこと。
大きな社会問題ではあるけれど…

景気が悪化しないと、誰かが保証したのか?
会社は絶対倒産しないとら約束されたのか?
この人との結婚なら、一生安泰となぜ思う?

全部選択したのは自分なんです。

幸せそうな人生と
幸せな人生は別物

外側から見た幸せという「カタチ」を、幸せの本質と誤解するから…

成功者=幸せ
と勘違いするのです。

一般男性が考える「幸せのイメージ」には2種類があって

🅰️波風が立たない平穏
🅱️成功して自由を得る

ですよね?

それが幸せの本質ではありません。
人間は満足しない生き物だから。

🅰️平穏な日々には刺激が足らず
🅱️自由な日々にも何かが足らず

莫大な富を得た成功者でも…
幸せを外側に求める人は、満たされない日々を過ごすでしょう。

🅰️🅱️共通するのは、時代の空気による刷り込み(洗脳)を受けていること。

高度成長期には大量に団地が作られて、会社員として働き、女性は花嫁修行して家庭に入る。

経済安定期には、女性が社会進出して…男女平等の名の下、男性と同じ労力を求められる。

景気悪化の時代には、一発逆転狙いの詐欺まがいの投資ビジネスが流行り、特殊詐欺まで横行。

それらは全て…経済"原理主義信仰"の結果。
(もちろん経済は社会に必要不可欠)。

だから内面に虚無感を抱く人が増えて、似非スピが大量発生〜スピ市場まで出来る有様なのです。

誰かに幸せにして欲しいと
幸せそうに見えて欲しいとか

全てが外側基準。
それでは一生、幸せになれないでしょ?

幸せは内側で感じるもの。
そもそもカタチが無いのです。

楽しい
嬉しい

にカタチがありますか?

ありませんよね?

タイトルに書いた
「成功と幸福の誤差」

その原因は生き方の基準を、外側に置いたことに他ならない…と私は思うのです。

⬆️はあくまで「私」の生き方の基準であり、考え方。決して押し付けるものでもありません。貴方の人生は貴方自身が決めるもの。

素晴らしい本です!お勧めしますよ。

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