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こよみだより ✽ ももはじめてさく ✽


2023.3.11 -15
明日は、七十二候で 桃始笑(ももはじめてさく)を迎えます。


桃始笑ももはじめてさく。この文字を眺めるだけで、うららかな春の訪れを感じませんか?
花が咲くことを「笑う」と表現するなんて、昔の人の感性ってステキだなと思います。
私はこの七十二候を知ってからというもの、桃の花が開く姿は、ほほ笑んでいるようにしか見えなくなりました。


花が笑うといえば、「花笑み」という言葉もありますね。
花がほころぶという意味を持つ大和言葉ですけれど、他にも咲いた花のように 人がほほ笑む様子にもつかわれるのだそうです。

咲く花を人のほほ笑みに例え、また人のほほ笑みを咲く花に例える。なんとも心和む比喩ですね。

この言葉はすでに、万葉集に使われているとのこと。いにしえの日本人の、あたたかな眼差しに 思いを馳せます。






ところで。
おはなしは全く変わりますけれど。

私の相棒のクマが、冬眠するのを忘れちゃったと言って、うとうと(というより ぼけぼけ)しています。


ぼけぼけ...


そのような間抜けなクマを見ているうちに、私まで ぼけぼけしてしまいました...。

というわけで、すこしの間、noteへの訪問が滞ってしまうかもしれません。




春眠 暁をなんとやら、の季節でもありますね。

この時季らしく、ポカポカ陽気の日が増えました。
これをご覧くださいました方も、わたしも、春の日々をほがらかに、花笑みをたたえて送ることができますように。



どうぞすてきな桃花の季節を♡





See you.




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