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【官能小説】放課後は社会勉強113

「そういうことになりまして…」
「…?…それはつまり?」
言っている私も何を言っているのか?分からなくなりそう…
会員さんに言われた話し言葉で説明を繰り返す。
「『会員達がその事態に対処出来るように、無理矢理そうすることにする。だからキミは無理矢理されることに抵抗すればいい』と…」
「抵抗すればいいと?」
「『抵抗すれば、それは私達が強引にしたことになる。キミの判断ではなくなる』と…」
「よく分からないな…僕の求めをスムーズに受け止められるように、実地訓練を受けようとしたキミに対し『それでは判断が重いから、会員みんなで無理矢理犯すから抵抗していればいい』と?」
「それはファンクラブみんなが私のために、私のリスクを最小限にして、会員の皆さんがリスクを負うものでして、感謝しております」
「犯されて、感謝してるとは…」
「ですから、そういうことにして…それは飽くまでも高山さまのために…」
「オレのために?」
「会員の皆さんがリスクを負って、私の精神的な負担も減らしてもらって…」
「肉体的負担は相当な気もするが…」
弁明が種明かしのように、ドッキリのようになってしまっていて、男は呆気に取られて、あまり納得していないよう…
「それは…どのように行われたのかな?」
「どのようにって…いつもの会場で…」
状況を整理しようと、男は質問を続ける。
私は質問に答える。
「服装は?」
「キャナルの従業員としてサービスするのだから、やはりキャナルのユニがいいのでは?と…」
「順番は?」
「順番というのは?」
「だから犯る順番だよ!誰が人気ナンバーワン女子高生アルバイトの初めてを頂くのか?だよ」
「知らないぃ…」
「その場の成り行き?違うでしょ?会員同士で揉めることになるでしょ?どうやって決めたの?」
「たぶん抽選で…」
「抽選ですんなり決まるの?どうしても麗青高校の、キャナルコーヒーの絶対美少女の一番を欲しいっていうヒトいるでしょ?金銭を払っても…」
「皆さんそのような想いですので…」
女子高生アルバイトは金銭という言葉を否定するため、つい本音を漏らしてしまった。
男は呆気に取られるが真面目女子高生は敢えて平然と続けてみせる。
「当初は公平に、私のそれに価値を見出した金額の順番で、その…する順番を決めようとされていたようですが…あ…その金銭はもちろん私に払われるものではなく、私たちの活動のために、会員のみんなで助け合うために積み立てるものです。ただ、どうしても…私から申し上げるものではないですが…金額が相当なものになりやすいし、クラブの会員同士でしこりが残ることにもなりかねないから、やはり抽選にして…ただ、他の方々に敬意を払うという意味から、その得られた順位に応じた金額をクラブの運営費に積み立てることにしたようです」


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