非エンジニアが開発合宿に行ったら新規事業開発が進めやすくなった話
こんにちは。マネーフォワードで新規事業のプロダクトオーナー/デザイナーをしています、いなげ(@17_makoto)です。
当社では毎年一泊二日の開発合宿を行なっており、僕は非エンジニアですが今回の開発合宿に参加してきました!
開発合宿とはマネーフォワードはValueの1つにTechnology Drivenを掲げており、エンジニアに限らずテクノロジーにチャレンジする姿勢を大切にしています。開発合宿では一泊二日の合宿という、非日常的な環境で短期的視点に縛られずに個々人がチャレンジングな目標を設定して開発をします。(参加者は職種関係なく、業務として参加します。)
今年も昨年同様、コロニー箱根にて開発合宿を実施しました🌲
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参加のきっかけ
今までデザイナーとして主にUIデザインやリサーチを担当していましたが、POの業務をするようになり、開発の案件管理やプロジェクトマネジメントの仕事が増えています。
自分の役割が変わるに従って、エンジニアとのコミュニケーションも増え、エンジニアの手が止まらないよう、まず必要な仕様やデザインを共有したり、案件の優先度付を自分で判断する必要が出てきました。
開発の優先度を判断するためには、「どんなことが決まっていないと困るのか」エンジニアの気持ちに立って理解する必要がある!と思いました。そこで、“担当サービスの管理画面を自分で1から作る!”というチャレンジテーマを選定し、開発合宿に参加してまいりました!🏃♂️
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担当サービスについて
ちなみに、私が担当しているのは「tock pop(トックポップ)」というクーポンまとめサービスです。飲食店やEC、動画サービスなど、様々なブランドのクーポンをまとめて見ることができます。
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開発合宿の成果物
(今回作成したクーポン管理画面.超簡易ver)
成果物として、2日間でこちらのクーポン管理画面(超簡易ver)をRuby on railsで開発しました。ブランドとクーポンを管理画面へ登録。追加した内容を一覧表示することが可能です。(データが歯抜けですが...🙈)
rails new をエンジニアの力を借りてスタート...予習はProgateのみで正直不安で一杯でしたが、時間があれば管理画面だけでなくユーザー側も作れそうなんじゃない?!という所まで行けたと思います👏
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開発合宿に参加して得られたもの
・エラー耐性とググり力
躓いたときにエンジニアの方に相談すると、ググり方を教えてくださり、エラーメッセージへの耐性と自分で調べて進む力がついたと思います。
また、一緒に参加していた同じチームのエンジニアに作った画面を見せたところ「実務(本番環境)ではこうなってるんだよーと」教えてもらえて、さらに勉強になりました😇
・見えていなかった共通言語の理解
「データベース構成をイメージしながら仕様を書くことが大事」ということは知識としてありましたが、サービス内のTable、Columnがどうなっているのか実際に開発することで解像度が高まり、以前より仕様作成で大事なポイントを理解できました。
エンジニアが迷わず実装するために必要な仕様を共通言語を使ってやりとりすることで、開発をより円滑に進めて行きたいです💪
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副産物的な気づき「プロトタイプ動かせちゃうのでは...?」
新規事業の担当者として、エンジニアの方々の成果発表を見ていて「2日間でアイデア企画から実装まで、このクオリティで作れるのか...!」と驚きました。(アイデアの中にはすぐに社内Slackで実用化されているものも✨)
デザイナー視点でプロトタイプと言って想像するのは、静的なペーパープロトタイピングがほとんど。
ペーパープロトタイプは、開発を効率的に進めるためにとても有効な手段です。一方で、“家計にまつわるサービス”のように、ユーザー自身のデータを利用する場合、どうしても検証できる範囲が限られてきます。
今回の開発合宿を通して、動的なプロトタイプが思ったよりすぐに作れることが分かりました。今後はデザインプロトタイピングも使いつつ、企画によっては実際のサービスに近い動的なプロトタイプを作り、ユーザーさんに触ってもらいながら、改善することで、より効果的な検証を進めていきたいと思います!🔨
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おわりに
「スキルアップして強くなってこい!」と快く参加OKしてくれた上長。不在の間もしっかりとタスクを進めてくれた新卒デザイナーのワサビさん(@Aoi_Kageyama)。貴重な場を用意してくださった運営の皆さんご協力ありがとうございました!🙏