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結婚しても子供を産まないカップル

もう、歯止めがかからない、少子高齢化問題。以前にnoteでいくつか記事を書きました。

結婚しても、経済的な問題で子供を産まないカップル。

いや、いや、そもそも、結婚にたどり着けない若者。おひとり様文化。

どうも、結婚、出産にネガティブなイメージを持つ若者達。これでは一向に少子高齢化問題は好転する方向には向かわない。増々、深刻になる一方である。

いくつか気になる記事があった。

IBJという結婚相談所の婚活者(男性938人、女性590人)を対象にした調査結果である。特定の結婚相談所に登録しているユーザの調査なので、これが日本全体の傾向を示しているわけではない。しかし、色々と考えさせられることはある。

この調査結果で「将来的に子どもは欲しいですか?」という調査に対して
「はい」が約8割
「いいえ」が約2割

更に、年齢を25歳から39歳(結婚適齢期ってことか?)に絞り込むと、「はい」が約9割なので、子供が要らないと言っているのは、まだまだ少数派ということで安心(?)できる。(2割は微妙な線だが)

しかし、「子供が要らないと」回答した人の内、その理由を問うと、

「年齢的に難しい」が72.2%
「育てる自信・余裕がないから」が24.8%
「経済的な不安があるから」が24.5%

圧倒的に多い「年齢的に難しい」は何を意味しているのか?

今の世の中、平均寿命はどんどん伸びていいる。人生100年時代とも言われている。その、寿命が伸びる中で、人生のライフイベントがどんどん後ろにズレているのはないか?

学歴社会になり、大卒、大学院卒が当たり前になり、社会に出る頃には20代半ば。浪人、留年でもしていれば30ちょい前である。そういう状況でいきなり社会人になってすぐ結婚して家庭を持つとはならないだろう。3年?5年?、いやもっと?

そうなると、結婚は30代の中〜40の手前ぐらいになる。

しかし、女性の出産適齢期を考えると遅くても30代後半。40代になると色々とリスクが大きくなる。日本人の平均寿命が伸びて、人生のライフイベントがどんどん後ろにズレても、この女性の出産適齢期は変わらない。

つまり、女性が出産できる年齢の幅というのがどんどん短くなってきているのである。これが、「年齢的に難しい」に繋がっているのではないだろうか?

一人、子供を生んで落ち着いた頃、そろそろ二人目を・・・と言っても、もう40代。なんてことになる。

2つ目、3つ目の理由、
「育てる自信・余裕がないから」
「経済的な不安があるから」
はまさに経済的な不安が現れているのではないだろうか?

時代が進むにつれ、色々なものが高度化するにつれ、ひとり当たりの子供が生まれてから独り立ちするまでのコストが上がっている。それに対して、日本は失われた30年である。ほとんど賃上げがされず、親の収入がここ30年間、変わっていない。これが、2つ目、3つ目の理由に反映されているのではないだろうか?

あとは今どきの若者のマインドの問題である。上のIBJという結婚相談所のヨシオさん(仮名)とシオリさん(仮名)の例を見ても、

上の記事のケイタさん(仮名)と、サトミさん(仮名)の例を見ても、子供を持たない夫婦というのが若者の文化として定着しつつある。

国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査によると、調査時点で結婚から5年~9年経過した夫婦で子どもがいない人の割合は、1977年は4.2%だったが、2021年は12.3%と、長期的には増加傾向にある。

1977年で4.2%だったのが、2021年で12.3%。うーん、これからはもっと増えるのだろうと予想される。

しかし、しかしだよ。上のふたつの記事のカップルの例を見ると、どこか幼さを感じないだろうか?子供がいないことによりお互いに身軽ではあるが、お互い財布が別とか、結婚はしていても住居は別々。会いたいときに会っている、とか。なんか、男女の交際中とあまり変わらないのではないだろうか?今どきの若者は交際中の延長で最後まで(死ぬまで)行くつもりなんだろうか?

子育てには色々な苦労や理不尽が付き物である。それに色々なことにコストはかかる。それは否めない。しかし、子供を育てる中で色々な苦労や理不尽が、親を育てるのである。親も子供に育ててもらっているという一面もある。

なので、子育てを経験していないカップル(夫婦)はどこか幼い印象を受ける。

note作家の猫山課長の記事を読んでみて欲しい。

やはり、苦労をしていない、苦労を乗り越えてきてない人はどこか幼く見えるのだ。そして、その苦労が自分に乗りかかってきたときにうまく振る舞えない。

そして、若者の文化と言えばそれを象徴しているのが恋愛ドラマだろう。(トレンディドラマって、今は言わないのか?)

古くは101回目のプロポーズ、ちょっと前なら逃げ恥だろうか。

もう、還暦手前のおっさんには、恥ずかしくて目を開けてテレビを見ていられない。(笑)101回目のプロポーズが限界である。(笑)

こういったドラマが、今の若者の文化を形成するのか?今の若者の文化がドラマに反映されているのか?卵が先か鶏が先かの話になってしまうが、社会全体がこういった方向にむかっていることは確実である。

100ワニをパクって退職エントリでバズろうとしたけど、全然バズらなかったワニ。 副業のオファーあればよろしくお願いします。 Twitterのフォローもよろしくおねがいします。@180wani