見出し画像

重要度×緊急度で整理する前にやるべきこと

カエル男です。

仕事で優先順位を付ける際の考え方の一つとして、重要度と緊急度のマトリクスって使いますよね。

縦横に重要度、緊急度をおいて、4つの箱、4象限に分けて、抱えている仕事をそれぞれの箱に整理する、ってヤツです。

縦に重要度、横に緊急度を置くなら、
①右上は重要度も緊急度も高い仕事
②右下は重要度は低いが緊急度は高い仕事
③左上は重要度は高いが緊急度は低い仕事
④左下は重要度も緊急度も低い仕事
て感じです。

①が最も優先的にやらなきゃいけない仕事ですが、緊急度は時間と共に高まってくることが多いので、重要度は高いが緊急度が低い③も優先的にやりましょう、みたいな風に整理したりします。

このマトリクスに基づく考え方が好きで、よく自分の仕事に当てはめてます。手前味噌ですが、チームでもその考え方を取り入れよう、ということになりまして。A仕事のチーム、B仕事のチームがそれぞれこの4象限マトリクスに基づいて、タスク整理をすることになりました。

そこで、違和感がありまして。

私はこのマトリクスに当てはめる時に、まずやっていたのは、選択と集中、やる仕事とやらない仕事の選別です。

多くの仕事をこのマトリクスに当てはめてしまうと、重要でも緊急でも無いにせよ、マトリクス上の左下には入ってしまいます。

緊急度は時間経過と共に高まる傾向にありますし、なんなら重要度も他の重要仕事が片付いてくれば、相対的に上がったりします。

つまり、多くの仕事を当てはめてしまうと、いずれ、重要でも緊急でもないと整理した筈なのに、やらなきゃいけない仕事、として認識してしまうんです。

そんなことしてたら、いくら時間があっで足りませんし、優先順位を付ける意味もありません。

個人的に考えている時は、コレとコレとコレは捨てて、残りのコレらの仕事を当てはめて整理しよう、と考えていたのですが、チームで考えていると、アレもコレもソレ…とほぼ全部乗せ状態になっています。

恐らく、両チームが検討したこのマトリクスをがっちゃんこしたら、ほぼ全ての仕事がズラーっと4つの箱のどこかに収まっていることでしょう。

重要度×緊急度で整理して優先順位を付けることは大事ですが、その前に、そもそも、やる仕事・やらない仕事を分けておくのが肝要なんだなぁと改めて思いました。

きっと、両チームが出すマトリクスは、ゴチャゴチャと書かれていて「で、結局、どれをせなあかんねん?」「全部やらなあかんのか?」「ほな整理する意味ないやん」となり、組織を導く指針にはならないだろうと思います。

今回は、重要度×緊急度というマトリクスに整理するという話でしたが、考え無しに整理するのは悪手で、その前段として、きっちりと捨てる判断をしなきゃいけない、ということを実感した次第です。

まもなくお披露目されるであろうこのマトリクス、果たしてどんな感じになっているのか、楽しみです。。

では。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?