明治時代以降の引札-呉服系-

画像1 足袋の形をした引札2種類。コール天はベルベティーン素材のこと。内国勧業博覧会などに出品していたのでしょうか。
画像2 開くと金太郎が飛び出す仕掛け。気になるのは、製品アピールと共に記されている「正藍保険」。「正藍」とは化学染料を用いず、日本の伝統的な方法で染色が施された物は「正藍」と付けられていたようです。明治以降、外国から化学染料が流入し、紺屋を生業にしていた人たちが職を失ったという話は聞いたことがあります。
画像3 後姿も細かく描かれています。4枚はぜと3枚はぜ足袋の扱いがあるのが分かります。
画像4 東京の染物屋
画像5 久留米絣
画像6 有松絞り
画像7 御誂別織晒