メルビル・サミュエル・メレンデス・ジュニア
Mervyl Samuel Melendez Jr.

次世代を担う強打の捕手

　両親の生まれがプエルトリコということもあり、プエルトリコ代表としての出場資格を持っている。本人はアメリカ本土生まれだが、WBC2023ではプエルトリコ代表として出場した。
　とにかく打撃面での才能がすさまじく、マイナーリーグでは41本塁打を放ったこともあり、打てるキャッチャーとしての才能がある。強肩にも定評があり、なんとマイナーでは盗塁阻止率6割を記録したこともある。
　2022年にサルバドール・ぺレスの離脱などもあり予定よりも早くメジャーリーグ昇格を果たすこととなる。打撃面ではパワーを発揮したが、守備面には大きな課題を残す。フレーミングやブロッキングに大きな課題があり、キャッチャーとして活躍するには守備面の改善は必至。
　一方でマイナーで打撃指導をしたコーチは過去多くのホームラン王を育成してきた実績があり、メレンデスも将来のホームラン王として期待がかかる。

2022年成績 .217 18HR 62打点 2盗塁

査定について

　粗削りながら打撃の才能はピカイチ。打率は低かったが、フォアボールは多く選んでいて実際の数字ほど見栄えは悪くない。パワーツールは間違いないし、身体能力も高い。
　外野手として落ち着くのではないかと思うが、外野手としてみても優秀な選手であることは間違いない。

チャンスC

　得点圏OPS.759、チャンスでよく打ってくれてますね。

対左C

　対左OPS.839、左相手にめちゃくちゃ強いという強みがあります。が、まだ1年目なのでここは控えめにCでとどめておきました。

広角打法

　最大の特徴は広角に打ち分けるスタイル。意外と柔軟性のある打撃を見せてくれます。

ひとこと

　プエルトリコ代表には有能なキャッチャーが多すぎてまずキャッチャーとして出場するのは厳しそうです。よほど守備能力が改善しないとちょっとね。でも打撃面は凄いし、たぶん数年後にはメジャーで結構やってくれる大砲になってそう。