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サルバドール・ペレス(2022年 カンザスシティ・ロイヤルズ)【パワプロ2022 パワナンバー】

サルバドール・ペレス・ディアス
Salvador Pérez Diaz

KC(2011 - )

ベネズエラ最強捕手

 2006年にロイヤルズと契約して以来、ロイヤルズ一筋18年のフランチャイズプレイヤー。マイナーリーグではその強肩と打力を生かして無双しており、その才能はいち早く着目されていた。
 2011年に捕手が不足したことから予定より早くメジャーデビューを果たすと、少ない出場機会ながら打率.331 3HRと結果を残したことでメジャー契約を勝ち取る。
 2012年に正捕手として定着すると、半月板損傷などもありながら打率.301 11HRとハイレベルな打撃を発揮。2013年には早くもベネズエラ代表のキャッチャーとしてWBCを経験、レギュラーシーズンではゴールドグラブ賞を受賞するなど、一気にメジャーリーグでのポジションを掴んだ。
 2014年は150試合に出場するタフネスを発揮、本塁打17本で日米野球のメジャーリーグ代表に選抜され、ゴールドグラブ賞も獲得。2015年は自身初となる20本塁打超えの21HR、さらにワールドシリーズMVPも獲得。オールスターをハックするほどの好調だったロイヤルズで間違いなく最強の一人であったことは疑いようがない。
 以後ロイヤルズの顔、メジャーリーグを代表する攻撃型捕手として活躍するが、2017年はWBCで負傷してしまい離脱。さらに2019年にはトミージョン手術を受けてシーズンを全休してしまい、2020年にはコロナ陽性で離脱と稼働が確保できないシーズンが続いた。
 しかし2021年は一転して無双するシーズンとなり、シーズン終盤には一気にホームラン量産体制で猛追。大谷、ゲレーロ Jr.とのホームラン王争いは日本でも話題になった。結局48本塁打を放つ大活躍でゲレーロ Jr.とともにホームラン王となり、復活をアピールした。さらに打点でも121打点で打点王となり、捕手で二冠王に輝いたのは1972年のジョニー・ベンチ以来史上二人目の快挙で、捕手としての最多本塁打記録更新とキャリアイヤーとなった。ホームランが出にくいカウフマン・スタジアムを本拠地としながらホームラン王になったのは大きく、捕手でなくともその打力はメジャーリーグでトップクラスと言える。
 2022年シーズンは一転して不調に苦しんだシーズンともなり、左手の負傷もあって出場試合は114試合にとどまった。しかし少ない出場試合で23本塁打を放つなど、前年ほどではないもののパワーは依然優秀。
 2023年はWBCベネズエラ代表の正捕手としても活躍し、OPS1.3超えでやっとWBCでその実力を発揮して見せた。
 現在のメジャーリーグでは間違いなく攻撃面において最強のキャッチャーと言えるだろう。

2022年成績 .254 23HR 76打点 0盗塁

パワナンバー : 10600 81698 43047
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査定について

 この打力はほんまにようやっとる。キャッチャーでこれだけ打てたら凄い。パワー面もロイヤルズということを考えれば23本塁打でもこれぐらいの価値があります。
 守備面に関してですが、ゴールドグラブ賞も受賞していますが、基本的に守備指標は盗塁に依存したものとなっている点があります。フレーミング能力に関しては特に問題と言われていて、最下位争いをしています。まあ、守備がこうなっちゃうのは仕方ない。

パワーヒッター

 2021年は本塁打王取ったしね。

チャンスA、逆境

 得点圏OPS.960、マジですごい。さらに勝敗を左右する場面でOPS1.150、勝負強すぎる。

対左B

 対左OPS.845、ようやっとる。

キャッチャーE、送球C

 フレーミング悪いから仕方ない。でも盗塁は刺せるし送球はCで。

悪球打ち

 選球眼の悪さに定評があります。通算出塁率.301、昨シーズンは打率.254に対して出塁率.292なので本当にフォアボールを選ばない。

調子極端

 打率2割超えの月と打率1割台の月が交互にやってくる。さすがに調子極端。

対ストレート〇

 変化球に対して結果の出ないシーズンだったから仕方ない。2021年なら対変化球〇だった。

ひとこと

 総合力のリアルミュート、打のペレスって感じですね。ボカァペレスの方が好きだったりはします。でもキャッチャーEだからなあ、実際オーペナとか回したら微妙な感じになりそうなのは否めない。


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