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盛岡で『My Favorite Things』を聴きながら考えたこと

寝起きにジョン・コルトレーン の『My Favorite Things』

出張先の盛岡は薄曇り、気温は高め。そうか、今日から7月だ。ホテルで目覚め、ぼうっとしながらスマホでジャズを聴いた。一曲目に流れてきたのは、ジョン・コルトレーン『My Favorite Things』だった。

ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』のなかの一曲だ。ジャズのスタンダードとしても知られ、多くのミュージシャンがカバーしている。でもやっぱりコルトレーンだな。そういえば7月17日が命日だ。

『My Favorite Things』を直訳すると「私のお気に入り」。Likeは「好き」だが、Favoriteは「大好き」、今風にいうと「めちゃ好き」になる。JR東海の観光キャンペーンのCM「そうだ、京都、行こう」にも使われていた。

僕の『My Favorite Things』の一つは「仕事」だ

作曲は「リチャード・ロジャース」、原曲は3拍子だが、ジャズでは6/8や4拍子にアレンジされることも多い。作詞は「オスカー・ハマースタイン2世」。『ドレミの歌』『エーデルワイス』もこの二人の仕事だ。

歌詞の和訳はこんな感じ。「バラをつたう雨だれ、子猫のひげ、ピカピカの銅のやかん、暖かい羊毛のミトン、紐でしばった茶色い小包、これらはほんの一部、わたしのお気に入りたち」、まあ、ミュージカルらしいね。

僕の『My Favorite Things』を挙げてみる。月並みかもしれないが、ジャズ、紅茶、読書、映画、散歩、草花、ワインあたりかな。いや、もう一つあった。それは「仕事」だ。僕はいまの仕事が「Favorite=大好き」だ。

仲間が、取引先が、そして「自分たちの仕事の目的」が好き

正確には、好きでも嫌いでもなかった「仕事を好きになった」となった。ときどき「好きな仕事」を追い求める人に出会うが、それはおそらくないと思った方がいい。自分で会社を経営してからとくにそう感じるようになった。

もちろん、苦しくて投げ出したくなるときもあれば、げっと思うようなとんでもない場面もある。むしろそっち方が多いかもしれない。それでも「仕事が好きだ」というと変な目で見られる。でも「何が悪い」と居直ってみる。

心が折れそうでも、何とか持ちこたえられる。もう少し深く考えると、いっしょに働く仲間が好きだ。ともに物事を考える取引先が好きだ。さらにいうと自分たちの「仕事の目的が好きだ」・・・これなんだろうなあ。

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