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福岡へ

新幹線はこだまで出かけた日帰り福岡は、久々の旅気分でした。

目的は、友人が行きたいと言ってた福岡市立美術館で開催中の「ギュスターヴ・モロー展」

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美術に何の知識もありませんが、彼が描く1番有名な表題作〝サロメ〟の、ヨハネの首が空中浮遊してるやつは、さすがに観たことはありました。
聖書等の宗教画というのか、そういった抽象的な主題は予習が必要な気がして中々とっつきにくいのですが、このサロメという悪名高き女子⁉︎に関しては、昔からやけに思い入れがあります。

私的にざっくり要約すると、宴の席で片思いのヨハネなつれなくされたお姫様サロメが逆切れし、自分の踊りと引き換えに何でも言うことを聞くという継父である父ヘロデ王に「むかついたからあいつの首はねて」と、無茶な要求をし、そもそも英雄扱いだったヨハネがおもしろくなかったヘロデはいい機会とばかりに本当に殺してしまう。

いや、この物語は母親、継父、舞台背景など様々な思惑が駆け巡る結構複雑な一場面でもあるため諸説あります。まあ、そもそもこのサロメに真実などない気がしますが。
この、ファム・ファタールと呼ばれるらしい悪女、宿命の女?というのか、こーゆー主題は画家の大好物なんであろうなぁ、と思います。
サロメは絵画だけでなく、小説にも戯曲にも舞台にも映画にも、今でも頻繁に登場します。
色々な想像力を掻き立てられ、どことなく隠微で妖しいサロメの魅力に芸術家の方々はイチコロなんでしょう。

ただの平凡な一市民としては、
らふ、らふ、らふ、らふ、これもまた裸婦。
とゆー、モローが描く女性の裸祭りに、以前大好きな清水ミチコが、芸術という名のセクハラ!と、冗談ですが言い放っていたのを思い出して、1人ほくそ笑んでいました。街中歩いていても、男女問わない裸体像に出会すセクハラ化は甚だしいです。(冗談です)

目の保養をすませたあとの旅の醍醐味は食事。
そして大好きなお酒。
昼間から焼き鳥とビールで腹ごなし。
渋めの喫茶店で本格的珈琲をたしなみ、
帰りの博多駅でとんこつラーメンを食し、
大量にめんべえと明太子を購入し、
帰りの新幹線で、また缶ビール。

余談ですが、あの密室の車内で、おもむろにサラリーマンらしき男性人らへんからプシューの音がし始めると、お、もういっちゃいますか?
と、どことなくテンションが上がるのは私だけ?


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