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そういえば京都

20代のころ、意識高い系女子にならって私も京都が大好きになりました。

それまで京都と言えば、中学の修学旅行程度。
あの団体旅行に何の感慨も残っていなかった私が京の都に染まれるのか?と、不安ではありましたが、当時訪れた平安神宮も金閣寺も清水寺も、大人になってから巡るそれらは全く別物でした。
まあ、修学旅行という分単位、しかも団体で行動しなければいけないという状況、そして多感な10代では、まだまだ京都の良さなど分かり得なかったことでしょう。記憶にあるのは、班行動で動くのが基本だったのに、男女仲違いをして、険悪なまま嫌々集合写真を何枚も撮らされたことぐらいか。仏頂面の学生服が懐かしい。

その後、確かに寺巡りも楽しかったけれど、京都と言えばやはりモーニング。

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卵かけご飯が美味かった…

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洋風ならやはりここ。

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スマート珈琲も外せない。

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旅に出ると、まずモーニングをどこで食べるか?が基本になります。
京都はアイテムが充実しすぎていて、朝ごはんなどいつも食べないのに、旅先では食べ過ぎて動けない事態になる。
これもまた、旅行あるある。

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京都は不思議な街だなぁ、と思います。
今や、観光客が増えすぎたために、祇園の一角では写真撮影も禁止になったとか。
確かに、昔から季節を問わず京都駅は人でごった返し、観光地、寺は長蛇の列。目的地に辿り着けないことも何度かありました。
それでもまた行きたくなる。

大人になったことを認めてもらいたいのかもしれません。

桜や紅葉の名刹を訪れ、季節を愛でられる大人になった…
寺の境内で、ひっそりお線香の香りに身を委ねられる大人になった…
祇園の小径に迷いこんで御座敷遊び、先斗町で粋にお酒を嗜む大人になった…

なーんて思ってみても、実際には祇園祭の当日寝坊して山鉾を見損なったり、盆地の寒さに耐えきれず、早々にホテルへ引き返しておばんざいではなくカップラーメンをすすったり、雑誌にも載っていた老舗の喫茶店は意外に居心地悪かったり。
理想と現実を経験しました。
だから、毎回リベンジの心意気なのかもしれません。
次こそは、京都を満喫してやる!と。
未だリベンジできていませんが。

最近行ってないなぁ。





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