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世界を良くするためには’素直に祈ること’

雨が降り風が吹き星を感じ、日はまた昇る。その地球上に存在する人間は、祈りという想像をし、物事を創造する生き物である。それが古来の日本人には生活様式の中で出来ていた。

祈らずに何もしないでは、作物が実らない。自動的にご飯が口に届くわけではない。想像して住居やビルが建っている。’こうしたいなぁ’と祈ることで世界が変わる事を知っていた。祈りが現実化するという科学的な事を太古からやっていた。

これはいわゆる宗教とは呼ばず、生活様式である。一神教的宗教感は西洋史観の中でできた。やがて西洋に対抗するため国家神道を作った。その中で古来行っていた生活様式が戦後歪められ、祈ることを忘れさせられてしまったのではないだろうか。

 お金さえあれば、権力、武力・軍事力があればとなり肝心の’祈り’を忘れてしまったところがある。

実際、その後の社会では会社の良いポストにつくため、収入を上げるために、と高学歴を身にまとい収入を競争し教育は行き詰まった。

高級腕時計のロレックスやパテックフィリップ、バックや服ではエルメス、車はベンツに憧れ物質的目標が横行した。’出世’という言葉が出回り、順位や評価を意識し、他人との比較をした。金がないと生きられないと思い込んでしまい、麻痺した。

未だに戦争を繰り返しているのが西方(欧米)である。たかだか100年で支配され日本も戦後、物質的な豊かさの陰で精神的な戦争に飲み込まれた。

権力を保持し拡大しようとした国会議員、大企業の暴力をパワハラ、セクハラという名で目の当たりにし、混沌とした。そうして昭和・平成の価値観から来る態度などは令和になって逆に怒られる現象が起きている。

ん?待てよ、と考える時間が特にコロナ禍をきっかけに死を身近に意識し個々の幸せとはを考える事ができた。ルールに則り、レールに乗れば良かったはずが、それで幸せ?となり、本当の幸せは他者ではなく自分の中にあるものと気がついた。

過去、大元の初国・日出る国(東方)の三賢者が西方に行き病気を治し、木を植えたという。その後西方からは日出る国の東方へ憧れ、向かった。しかし西方は争いが絶えず、やがて一神教を発明し、産業革命を起こし、さらには人種差別をした。最終的に核や基軸通貨を作りはじめ戦争を繰り返している。さらにはヨーロッパ全土でいわゆる農民一揆が起きている。この原因も権力を持ち、狂気じみた支配をしようとした組織。だが、人は仕事を失い、尊厳を傷つけられ、不安が頂点に達した時大きくまとまり反発する。

日本にはもともと自然崇拝があり、生活様式に祈りがあった。その中からさまざまな’道’も出来た。古神道、武道、剣道、柔道、華道、茶道、書道、武士道…その整った道を自分自身で歩くことを実践という。実践する時、’素直な姿勢’で学ぶ事が大切。

祈る事’ができれば自分を取り巻く世界を変える事ができると知っていた民族。西が混沌とする今、初国をしろしめす時。地球が限界に来ている今こそ、祈りの力を知っている民族が率先して祈る時なのだ。

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