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UPDRS Part Ⅲ 3-14 運動の全般的な自発性(身体の動作緩慢)

UPDRS Part Ⅲもだいぶ見てきました。3-14で無動について評価して、そのあとは振戦でほぼほぼ終わりです。
それではみていきます!!

UPDRS Part Ⅲ 3-14 
運動の全般的な自発性(身体の動作緩慢)

【引用開始】
3. 14 運動の全般的な自発性(身体の動作緩慢)
評価者への指示:この全体の評価は、動作の遅さやためらい、動作の振幅の減衰、全般的な動作の乏しさ、例えば身振りや脚を組む動作など、すべての観察をまとめて行います。この評価は座っている時の身振り、立ち上がり、歩きの様子から観察した評価者の全般的な印象に基づいて評価します。

0:正常: 問題なし。
1:ごく軽度: ごく軽度の全般的な遅さと自発的な運動の乏しさ。
2:軽度: 軽度の全般的な遅さと自発的な運動の乏しさ。
3:中等度: 中等度の全般的な遅さや自発的な運動の乏しさ。
4:重度: 重度の全般的な遅さや自発的な運動の乏しさ。
【引用終了】
【出典元】Official MDS Translation Copyright | Last Updated January 29, 2019© 2014 - 2019 International Parkinson and Movement Disorder Society

ここでは、身体の動作緩慢さを評価していて、パーキンソン病にある無動をみています。

【引用開始】
パーキンソン病患者では運動の開始が遅れ(開始遅延)、運動自体が少なくなり(運動減少)、動作が遅くなる(運動緩慢)。狭義には運動の減少を無動とし、運動の開始や遂行の遅れを運動緩慢とするが、実地臨床での厳密な区別は困難であり、無動として広義に使用することも多い。
【引用終了】
【出典元:パーキンソン病診療ガイドライン2018 序章】

となっておりますので、UPDRSでは、広義に近いことを評価していると考えられます。

UPDRS Part Ⅲ 3. 15からは、振戦が続くので、そこはまとめてみることにします!

ではでは。


次は、UPDRS Part Ⅲ 3-15 〜 3-18 です〜



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