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クイナをこよなく愛するマングース

時はバブルのまっただ中。都会では高級車や高級クラブ、ブランド品等が支配する中、本州の北の外れで密かに誕生した男

地球世紀19XX年人類史上ごくまれにいる男の物語である


前回のあらすじ

敵の襲来を無事にやり過ごした彼だった。しかし自分の不注意で相棒の亀と離ればなれになってしまう……彼は涙し、自分を悔いていた…しかしきっとどこかで元気に過ごしている!またどこかで会おうと思ったのであった。

第10話 司令官の過ち! 前編

彼は今、密かに情報収集活動をしていた。ある筋の情報によると近々基地内で何かが起こると言う情報を掴んだからである。

そしてその首謀者は司令官だと言う事も…

一体何が起こるのか?そして、本当に司令官が首謀者で何か企んでいるのか気になって仕方なかったからである。

彼は収集活動をしていがいっこうにしっぽを掴めなかったため飽きてしまったのか活動をやめてしまった。

そしていつものようにドックへこもりゴロゴロし始めてしまった。

「あ~つまんね~な~…なんか面白い事ないかな~」と言ってゴロゴロ、ゴロゴロしていた。

そして無駄に時間だけが過ぎていく……

夕食の時間になり食堂へと集まった彼はテーブルを見て今日は、おかずが少ないな……と思いベテランに聴いてみた。

「今日はご飯はおかずが少ないね。」と言うとベテランは

「今日のメインは司令官が戻って来てから分かるよ!」と言った。彼は司令官が戻ってくるのを待っていた。

しばらくすると司令官が戻って来て食堂の方へとやってきた。手にはカセットコンロと網がある。

彼はその時思った……

基地内で何かがあると言う情報と司令官が何かをしよとしていると言う事を。

やっぱり何かあるんだ!なんだろう!彼は司令官を見ていた。

カセットコンロをテーブルに置きその上に網を被せた司令官は席に座り全員が揃うのを待った……

そして全員が揃ったところで口を開いた。

「今日も1日ご苦労。みんな良く頑張った。しかし最近部隊の士気が低下している。私は考えた。環境もそうだが、食事も士気向上に大切なんではないかと!うまい物を腹一杯食べれば士気が向上するのではないかと!そこで私は今日、うまい物を用意した!それがこれだ!」と言ってカセットコンロに指を差した。

彼はこれで何かを焼いて食べるんだなぁと思いワクワクしながら話しを聴いていた。

「やはり、焼きたての物ほど旨い物はない!だから私はこの場で焼いて食べる方法を思いついた!これで我が隊の士気もさらに上がるだろう!」と司令官が言うとベテランが突然

「悪いけどそれはちょっと止めた方がいいと思う……後々、大変な事になるから……気持ちは分かるけど普通に焼いて食べた方がいいかと思うよ……」と言った。

それを聴いていた彼は、「なんだよ…余計な事言わないでくれよ」って小声で呟いた。

すると司令官はベテランにむかい、

「大丈夫だ!すべての責任は私がとる!これも部隊のためだ!きっと成功する!」と言ってカセットコンロに火を着けた。

彼は一体何を焼くんだろうと思い、目をキラキラさせカセットコンロに目をやった。

すると、司令官は何かが入った袋をテーブルに置いてこう言った。

「これだ!これを焼いて皆で食べようではないか!きっと旨いにちがいない!我々に勝利と栄光を!!」

司令官はそう言って袋の中身を取り出した………………


部隊の士気を高めるため司令官は秘策を考えそれを実行した!しかしあまりにもリスクがある事を知ってるベテランはそれを阻止しようとする。だが司令官は「責任は私がとる!」と言って強行し袋から中身を取り出すのであった…


次回 第10話 司令官の過ち! 後編

司令官は袋の中身を取り出し、網の上にのせた。これで士気が上がると信じ…しかしそれは間違えであった。基地内は騒然となる…そして内部分裂の危機へ……彼はそんな中何を思うのか!

”君は彼と運命を共ににするだろう”


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この物語は実話を元に脚色を加えて制作しております。表現等に多少の誤解があるかもしれませんが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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