今日から残り香になる

今日から残り香になる

最近の記事

13

死にたがっていた 婆(ババ)は死んだ 生かしていたペースメーカーの構造を知る 遠慮なく詰める骨壺 セックス・アンド・ザ・シティの構成 女友達が押し寄せる斎場 残る 2本のメビウスと灰と皿 通夜 言いたいことを忘れる坊さん 赤子が手を合わしている 攻撃的晴れ 灰と化す 空の部屋 鏡と針と糸ばかり 「 まだ くたばってないぞ 」 #自由律俳句 祖母ミサエ 2024年2月27日逝去

    • 12

      この宇宙と波動がずれる皿を割る 初動を押し殺s| 文字を消す (過去)ライト(現在)タップ(未来)ウェーブ メモをしたいと思っていた 後でも先でもないがぼくは先住民 暦がない人と過ごす時間 なにもおもいつかない #自由律俳句

      • 11

        霊道を陣取る 急いで公衆電話に入る令和人 背中に翼を授けた墨 ギャルとお婆の談笑 反響の良い大浴場 スチームサウナが占領されている 動物見るよりネトフリ見たい(BAR GOTEN) 昨日と同じ位置がねじれている バックパッカーの話が入ってこない 君をインストールしたい #自由律俳句

        • 10

          来月に辞めるらしい子が口を閉じる 静寂 誰にも気付かれず枯れ木 私は歯周病の治療をしてるのだ なのに君は歯石をつけたまま私に会いに来る 原作者は死んだ 冷たいホットライン 徹底したハラスメント講習の成果 髪の切り甲斐がない #自由律俳句

          9

          監視カメラを全部見る 行きつけの、ビールジョッキが臭う Kindleだから読み切れない 犯人役が合うと指をさされた カウンターの中で収まりきらない小競り合い すれ違う人と息が合わない 配膳猫の頭を撫でてみる仕事に戻る 詩人は昼間の月が好き 問題作になっていないか観に行く (趣味:映画鑑賞) #自由律俳句

          8

          ガストを猫カフェと呼ぶ子(配膳猫) 朝六時 冬の満月と目が合う 生き残る人はいつも鼻毛が出ていた #自由律俳句

          『たこやき』 熊谷真菜・著

          白ワインを片手に、たこ焼きを焼く。昔二人暮らしだった頃、彼が帰ってこない夜ひとり飯の定番はたこ焼きだった。再び一人暮らしになった今、好きなときに好きなだけたこ焼きが焼けるこの生活を愛している。 大阪出身の母は、たこ焼きを食事として認知していたが、たこ焼き機が食卓に並べられる頻度は1年に1度あるかないかで、大阪の一般的家庭と比べて少ない方だったかもしれない。 躾に厳しく、普段からぷりぷり怒っていることが多かった母が食卓にたこ焼き機を並べると、献立の決定権を持たなかった少女には

          『たこやき』 熊谷真菜・著

          7

          濃いシチューがうすい 転生しなかった 国道沿い なんの居抜きか当てるゲーム 私の講評だけ短い 「誰ですか」と響くフロア 青文字系に育てられた子 新調した古着に穴 強引に手を引くこともなく曖昧にブラブラ 波打つカーテン「「「せんせッ!さようなら!」」」 #自由律俳句

          6

          また私を殺しに来る昔の私がまた私を殺 いまも算数と折り合いが悪い 西と東を間違えた寝る お鍋が丸くて淋しい Siriが聞く耳を持たない 墓の開け方を知る こぼれ落ちた骨(祖母)がある 「気管支炎ぴえん」 #自由律俳句

          台湾4天3夜之旅 所感

          1日目 送迎と空港父がETC未挿入で高速道路に侵入し、久しぶりの海外旅行を前に緊張感が高まった。 空港に到着し早々、航空会社のアプリチェックインが出来ないことに心が折れる。父に、今どきはアプリでチェックインが出来るんだよと自慢したところだった。 気を取り直して、機械にパスポートを差し込む。「予約者の名前が違います」とエラー。 予約時の姓名を逆に登録していた。空港職員の皆さんの優しさに赤面するばかり。 一難去ってまた一難。保安検査場で日焼け止めが回収される。 私の鞄がゲート

          台湾4天3夜之旅 所感

          台湾4天3夜之旅 行程表

          💰現金 💳クレジットカード、LINE Pay 🚃MRT、新幹線 🚍路線バス、高速バス 👣徒歩 🚕タクシー 1日目 台北🛬桃園空港ターミナル1に到着 💰悠遊カード作る(500元チャージ) 🚃台北駅へ 妹と集合 🚃西門駅へ 👣ホテルに荷物を預ける 💰近くの三代肉嫌魯肉飯で昼食(魯肉飯) 🚃中正紀念堂駅へ 国立中正紀念堂へ(蒋介石と対面) 🚃小南門駅へ 👣カルフールへ(夏服を買う※正確には服は売ってない) 💰台湾銀行で両替(一万円) 💰近くの九日珈琲でクールダウン(Flow

          台湾4天3夜之旅 行程表

          5

          子宮の中は良かった 永久墓地の空きを待つ(福岡県) 思い出がない誤魔化しがきかない ただ上陸しかしてない(シンゴジラ) 大砲がない(ゴジラ−1.0) 鼻汁も私の一部だと愛おしく 誰にも感情移入出来ないとは言えない 私の泡だけ早く消えた おりものナプキンは使い切れない #自由律俳句

          4

          実家の亀が誘拐された 亀は誰にも懐かないで冬の眠りについた 郷土史を読んで黄昏 木綿豆腐が買えない 今や梅昆布茶で良い 鈍感そうなポメラニアンがすり寄ってくる お祭り囃子が近付いて 怖い 店員と目が合わない アジェンダを用意して臨むデート 配給係が心配する赤さ 配膳ロボットに道をゆずる 配膳ロボットも道をゆずる #自由律俳句

          3

          読破地球の歩き方 顕微鏡でダニを見た痒い 空気を読みながらくる生理 テレビの取説を読んでいる アイドルの唇が荒れていた夢 サイゼリヤのベルが死んでいる 断末魔十三のネズミだ ソールがホロホロと崩れ時が進む 子供の人間と大人の天狗が歩いてた (島原市) 待って!それわたしの生霊! #自由律俳句

          2

          要領を掴めぬまま30(歳) 自己啓発本を並べる為に本棚 B賞に肩を落としてくれたレジの人 心斎橋が臭すぎる屁をこく 珍しい鳥の名前は知っている また小野小町の墓がある 松坂屋くらい栄えてる インボイス対応出来なかった スペシャル サンクス ロイヤルホスト #自由律俳句

          1

          先輩の口が臭くなってきた 死にたくなっては思い出している 世界は美しすぎるからまだ イーロン・マスクが最後の砦だった 意地悪なブスも愛おしく思える たった今あたらしいルールが出来た 部長が部長らしくしている ユヴァル・ノア・ハラリの影響を受けすぎていた 話し相手はラジオだ 君のこと今日から「ビジネス書」と呼ぶね #自由律俳句