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ふつうの僕が前澤さんに会うまでの物語

初めまして、株式会社Plalyの稲尾です。9月23日に赤坂で前澤さんに会ってきました。「それで、どうだったの?」

と、いろんな人から感想を聞かれました。
そこで、僕が前澤さんに会うに至るまでと、会ったときの感想を書いてみようと思います。


前澤ファンドに申し込みました。

前澤さんが2020年の2月7日に前澤ファンドをやりますとnoteで発信されていたので申し込みました。

予定では最終審査のみ前澤さんが登場だったのですが、今回は3次審査からの登場でした。

申し込む前に前澤ファンドのメリットとデメリットを整理してみました。

メリット 

審査通過しなくても、話題作りになりそう。(1次審査・2次審査へ通過した時にTwitter呟く人が出てきそう。書類審査で落ちても飲みの話題にはなる)出資が決まった場合、前澤さんのTwitter、ネットワークを使える。(前澤さんのTwitterフォロワーは1058万人いる。その内10%が若者だとする。それでも100万人いる。そこから3人に1人さえ使えば30万ユーザーの獲得ができる。プロモーション効果としても高い)

WEARの経験をきける。前澤さんはzozotownを作ったより、WEARを作った方がすごいと個人的に思っている。どうしてZOZOよりWEARのがすごいかWEARができたのは2013年。というと当時はInstagramもあまり伸びていなく、自分の服を写真撮ってsnsにあげるという文化がそもそもなかったから。(当時は服をあげる文化はツイッター/アメブロだったのでは?)

デメリット 

お金が10万円かかる。(創業期の起業家。創業前の社会人には10万円は高い)倍率凄そう。(バズり目的や認知度向上のため面白い企画書を作る人が多そう)出資までの時間かかる。(普通のvcの3倍くらい)

しかし以上の観点から見てもメリットの方がでかい。

エモさ(俺)×ファイナンス(前澤さん)は成功しそうな気配なのではと思いました。

申し込む時にそんなに細かい資料は必要なかったので申し込みました。普段作ってあるピッチ資料に少し手を加えればよかったのでそんなにめんどくさくなかったです。ピッチ資料を作った事ない人は大変かもしれません。


1次審査通過

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書類を提出してから2ヶ月経ちました。5月2日に連絡が来ました。メールにPDFが添付されていたのでそれを見ます。

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あ、白の紙に黒文字なので審査通過ですね。黒の紙に白文字でしたら審査落選ってことは知っていたのでよかったです。

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50点ギリギリです。50点が合格ラインだと思うので49点でしたら前澤さんには会えていませんでした。ほんとに1点って怖いですね。

自分は4331件中485件に入ってるってことです。

要するに8人に1人の確率で1次審査を通過しちゃってるってことです。なんか評価して頂いたことにめっちゃ嬉しいです。

それぞれ自分の考えを書きます。

1. 資料の内容や構成 7点

ここに関しては本当に嬉しいの一言です。よくvcさんや事業会社の方には資料の作り方がわかりにくいと言われるのでこの評価は今後の資料作りに自信が持てます。

2. ビジネスモデルの新規性や着眼点 7点 

7点です。嬉しいです。あの一兆円企業を作った前澤さんが10点中7点をだしたってことは他の人なら20点なんじゃないかなと思います。

3. 事業の収益性や規模感や成長性 2点

ここは想定通りです。マネタイズが難しいよねって色んな人から言われるので。しかし、ユーザーを増やしていけばマネタイズなんて何通りもあるのでここはあまり気にしません。


4. 事業の実現可能性、継続性や発展性 4点

事業の実現性としてはあります。appleさんにリジェクトされなければリリースできます。継続性は金が尽きることが一番怖いです。自分は諦めなければ勝てると思ってます。


5. 出資金の使途 9点

ここの評価をいただいたのは本当に嬉しいです。色んな人にそのお金の使い方合ってるの?って聞かれるので前澤さんにお金の使い方について評価いただいたのは最高。


6. 競合優位性 5点

競合優位性ってsnsやc向けのサービスだと判断難しいと思うんです。今のsnsってfacebook,Twitter,インスタグラム,tiktokもあります。海外ではwhatsappやwechatもあります。日本でも音声snsのnanamusicもあります。後はyay.honne,いるかってサービスもあります。そこでどう競合優位性を出していくかって難しいと思います。僕の判断としては運営者のキャラクター(運営さんが親しみやすいキャラクターでいるかどうか。)、サービスのコミュニティ、デザイン、後はユーザー自身のこだわりを抑えている(macを使ってステッカーを貼る人とかもそう)なのではと思ってます。

7. 提案者のビジョンや想い 6点

ここはもっと高く言って欲しかったなって思っています。
自分は思い重視の起業家かロジック重視の起業家かどっちかっていうと前者なのでこの点数は残念です。

自分の思いを話しておくと以下になります。

自分がPlalyを作りたいと思ったのは今の世の中に満足してないからです。若者に少しでも楽しく、面白い人生を生きて欲しいと思っています。
まず、はじめに僕のミッションはときとない日常を新しい輝きにというミッションです。
ときとない日常ってどんな日常なのかというちょっとつまらない日常という意味です。僕らはちょっとしたつまらない日常や、つまらない時間を少しでも楽しくしたい。少しでも若者が退屈感がなくならない時間を作ってあげたいと思いこのミッションにしました
なぜ世間ではこのミッションが達成できないか?
理由は2つあります
1つは若者世代の流行廃りです
2つ目は、SNSサービスの問題があると思っています。
まず、1つ目は若者は流行に敏感であります。新しいものがどんどん出てきて、すぐに飽きてしまいます。
それによりつまらないものと楽しいものの取捨選択が難しくなっています。
2つ目は、snsサービスを知るのはまず若者からです,
もう若者がfacebookをもう使いません。Twitterでは誹謗中傷を受けたり、インスタグラムでは知らない人からいいねされてしまいtitokでは好きな人にだけ見せたいのに知らないおじさんコメントされてしまっています。怖がってしまいます。


若者が自由に使いたいのに今の世間では思うようにいってないです。
この2つが原因であるので僕は作っていきたいです。

8. 投資リスク  2点
9. 上場の可能性 3点

ここは同じ事をコメントしそうなのでまとめて書きます。確かに日本ではC向けサービスの上場は難しいです。音声コラボのnanamusicは、dmmに売却しました。ライブ配信サービスのSHOWROOMは、まだ上場してません。しかし、snsでmixiとGREEは、上場してます。ある意味上場の可能性は0ではないと思ってます。

10. 社会貢献度 5点

社会貢献のコメントって難しいですね。誹謗中傷とsnsってかけ離れてるようにみえて近いって事が最近になって具体化されてきました。ある意味誹謗中傷がないsnsを作ることで、社会貢献になるのではと思ってます。(将来的になります。)
なので、初期はユーザーさんがエモい瞬間だったり、楽しい瞬間を作っていけたらなと考えています。

以上が1次審査結果の詳細です。

2次審査の質疑審査の連絡がすぐ来ました。

質疑審査の内容としては一次審査をもっと詰めたものともし会社が上場できない場合、どこに売却するかと聞かれました。

自分はその答えとしてはsnapchatや位置情報sns「Zenly」を運営するSnapさんと答えました。

その理由はこちらです。

自分,または株式会社Plalyがやるよりもサービススケール、社会的に大きなインパクトを起こせる可能性が飛躍的に上がると考えるためです。
Snapさんの特徴としては一言で言うとC向けに面白いプロダクトを出したり、買収している会社です。
240億ドルを超える潤沢な純資産ならびに、 1日あたりのアクティブユーザ数では、世界合計で2億1,800万のsnap経済圏があります。
ライフデザイン領域の裾野を広げたいと考えるsnap社の中長期ビジョンとの親和性があり、世界で戦うためにもスケールスピードを上げるためにも、最適だと考えています。(※買収後の経営陣据え置きが多いのも要因の一つ)

単純にSnapさんってすげーんすよね。

ユーザーヒアリングで断られても作るって執念がすごい。

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2次審査通過

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あ、2次審査通過しました。めっちゃ嬉しいです。

4331件の内176件が通過です。ってことは24人に1人の確率で通過です。

1次審査か2次審査の人数を考えると,485件中の176件です。2,7件のうちの1件です。めっちゃ嬉しいです。

前澤さんに会えちゃいます。

前澤さんに会えることになりました。

23日に赤坂で会えることになりました。そのメールが16日に来ました。2次審査通過から2ヶ月くらいです。もう10億出資する起業家が10人決まったかと思いましたよ。緊張してます。

元々、学生時代に金ない時にzozotownでバイトしたことあったので前澤さんに会うことは緊張です。(今でも金ないのでたまにバイトしてますが)基本いつでも金ないです。

前澤さんに会った時の感動/感想

前澤さんに会いました。詳しくは書けないのですいません。

前澤さんに会う前はクソ緊張してました。当日には500mlのお茶を4本くらい飲んでいて喉が乾いていました。決める服とかも前日くらいから決めていたので好きな女の子に会うのかよとメンバーに突っ込まれていました。しかし、救世主がいました。

前日の夜と当日の前澤さんの3時間半前にメンタリングをしてもらったS氏という5年くらいの付き合いで尊敬しているベンチャーキャピタリストです。

その日、めっちゃ緊張してたのでS氏から「緊張すると良くないから甘いお菓子を食べな。後、スーツで行くのは稲尾くんっぽくないから稲尾くんの気に入っている服で行きな」って言われました。なので自分は、一番気に入っているHAREのスタジャン(これ大学2年くらいから着てるですがお気に入りです。)下は黒のチノパンだとどこのモデルかよと間違われそうなのでちょいダサのベージュのチノパンで行きました。

S氏ありがとうございます。今度ご飯いきましょう。

前澤さんは単純にすごかったです。30分間がすげー楽しかったです。全然緊張しなかったのでハキハキと喋れました。

前澤さんに言われた印象的だった言葉です。

ユーザーの声を聞いてる起業家は全員失敗する。ZOZOを作るときも自分が欲しいと思ったから作った。
君はなにかやりそう。自分が作れる世界を作ったら成功するよ

前澤さんと話した事で自分の軸が1000%とはっきり決まった気がします。元々の軸は500%位ありましたが。

SaaSや、テレワークビジネスなどが時代の波に乗っていますが、今後の自分の作れる世界、やりたい世界を作っていきます。

前澤さんの期待するスタートアップの社長の1人として進めたらいいのかなって思っています。

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