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円や核 無数の引き金 裸の世界 電気代が 私の引き金
独裁の 家系の不正も 水には流せず 像も崩し去る 時代の濁流
新しき 時代を映す 眼内レンズ 春嵐と 砂嵐かな
終わりのファクターは何? 誰しも心当たりはあるでしょ? 「でも今生きているじゃないか?」 …
廿超え 卅が近づき 石板には 異界の文字 すべては忘れた
世界が終わった後を表現した作品って、よく水辺に電柱が建ってる気がする。ありふれた事象に囲…
円や核、無数の引き金が裸の世界 電気代が私の引き金だった この一年間ずっと 電気代が そのたびに 誰かを撃って そうすれば いつか私は 銃口の闇の向こうへ 逃げられるような気がしていたのに。 〈おわり〉 この小説はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません この作品は『月刊ミステリー』平成21年7月号に掲載されました 単行本として出版するために大幅に加筆・修正いたしました