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唐突に私の世界を終わらせてみる

円や核、無数の引き金が裸の世界 
電気代が私の引き金だった この一年間ずっと 電気代が そのたびに 誰かを撃って そうすれば いつか私は 銃口の闇の向こうへ 逃げられるような気がしていたのに。
〈おわり〉 この小説はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません この作品は『月刊ミステリー』平成21年7月号に掲載されました 単行本として出版するために大幅に加筆・修正いたしました

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