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誰かは何かのマイノリティ

「Love, ヴィクター」、私の大好きな海外ドラマの一つです。

Disney+で見れるので、ぜひ見て欲しい作品です。

ベッキー・アルバータリの小説「サイモンvs人類平等化計画」が原作の2018年の映画『Love, サイモン 17歳の告白』。その世界を舞台にした『Love, ヴィクター』は、クリークウッド高校に転入してきたヴィクターの生活を描いた青春ドラマ。家庭での問題や、慣れない土地での新生活、自身の性的指向に悩みながら、本当の自分を見つける旅に出る。学校生活で困難に直面したヴィクターは、サイモンにアドバイスを求める。

Disney+

元々、『Love, サイモン 17歳の告白』が好きだったので、それのスピンオフ作品のようなものができると知り、ワクワクして配信を待っていました。その期待を大きく上回り、私は1シーズンを一晩で見るほど、ハマってしまいました。

『Love, サイモン 17歳の告白』では、ゲイの高校生の話が軸で、家族や友人へのカミングアウト、周りの人たちとの関わりが大きく取り上げられていたように感じました。
しかし、『Love, ヴィクター』を見て、1番に感じたことは、「誰かは何かのマイノリティである」ということでした。

主人公のヴィクターは性的マイノリティです。
そして、周りの友人たちは、一見、「普通の子」に見えるような人たちですが、片親、ヤングケアラー、毒親などなど、何かしらの問題を抱えています。

それは、現実社会を送る私たちにも言えることなのではないでしょうか。

なのに、自分とは関わりの薄いマイノリティの人たちを差別してしまうことが少なくないと思います。
無自覚に、差別や偏見を持っているんです。

私は、自分自身が、性的マイノリティであるので、差別や偏見の辛さを知っています。
しかし、私は、血液型がB型の方に偏見を持っています。
自分がされては嫌なことを、他のマイノリティに対して、してしまっているんです。

ディズニー映画『ズートピア』も、それに近いものがあると思います。
主人公のジュディは、うさぎの警察官である自分を「うさぎだから、警察官に向いていないなどと、偏見の目で見て欲しくない」と思いつつ、きつねのニックをいつも疑いの目で見ています。
「差別はだめ!だと思っている主人公が一番差別をしている」そんなメッセージを感じました。

『Love, ヴィクター』も『ズートピア』も、大好きな作品です。

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