久しぶりに手持ちの外付けDVDドライブを使えるパソコンに買い替えたし、この機会に家にあるSMAPのCDをタブレットかスマホにでも取り込んでおこう。そう思ってCDを引っ張り出して並べて見てみると、結構どれがどれだかわからない。アートワークも凝ってるせいか、ベスト盤だったか、オリジナルアルバムだったか、ぱっと見では判別がつかないものもある。ここはとりあえず、SMAPのディスコグラフィーをおさらいするべきだな。

検索すると、Googleの検索結果には、ウィキペディアの「SMAP」の項目の説明文が見やすいところに表示された。出だしはこうだ。

どうも違和感がある。SMAPって、もう男性アイドルグループじゃないんだろうか。各メンバーについては、「SMAPの元メンバー」や「元SMAPのメンバー」、本人の認識次第では「元アイドル」でもいいだろう。でも、SMAPそのものが「元男性アイドルグループ」というのは、どうにも釈然としない。

例えば「SMAP×SMAP」は「元バラエティ番組」だろうか。「武富士」は「元消費者金融」だろうか。「週刊朝日」は廃刊して「元雑誌」になるんだろうか。実態がなくなったとしても、固有名詞の意味が変わるわけじゃないはずだ。例えば今日の朝にした大便に「マモル」と名前を付けてから流してしまったとしても、彼は「元うんこ」ではない。マモちゃんは私たちの心の中で、立派な一本グソとして輝き続けるだろう。なんの話かわからなくなってきた。

「元○○」は、肩書きや続柄なんかに使えるものであって、「SMAP」にとって「男性アイドルグループ」は肩書きでも続柄でもない、っていうのが違和感の正体なんだろうか。そんなことを考えて、とりあえずこうして書いて、CDを取り込む作業は後回しになった。そのうちやる。