病巣がレリゴー

日本公開が3月、3年後の地上波初放送も3月。日本では「アナと雪の女王」は梅の季節にやってくる。

事前特番2時間、さらにその前のミュージックフェアのディズニー特集。フジテレビは張り切ってた。無理もないけど、嫌な予感だ。ぺこ&りゅうちぇるとかがディズニーランドで遊んだりしてる様子をちらほら見たりしつつ過ごし、未見だったアナ雪吹替版鑑賞、さあ、エンドロールだと思った瞬間に、それは爆発した。

「みんなで歌おう!」と銘打った、主に視聴者からの投稿映像で構成されたレリゴー。ああ、フジテレビ…。夕方のニュース番組が「みんなのニュース」であり、競馬中継が「みんなのKEIBA」であるように、「みんな」はもう持病なんだ。

物語中の例のレリゴーシーンは「一人暮らしだ!今日から好きなだけオナニーできるぜ!」的な内向きな解放のシーンで、まあ例えが適切かは置いといても、悲しいシーンでもある。エンドロールのバージョンは大団円を迎えたからこその、外に向かって解放されたレリゴーである。あまつさえノーカット放送をうたっておいてそれをカットするというのは中々の所業だが、とりあえずここは百歩譲ろう。

投稿映像それぞれに映るちびっ子たちや親御さん、おじいちゃんおばあちゃんにとってはとても楽しいイベントだったろうし、百歩譲ろう。その中に紛れる他の映画の俳優さんたちも、宣伝大変なんだろうし、百歩譲ろう。しょこたんはラプンツェルだし、濱口優はよゐこだし、よくわかんないけどいいじゃないか。事前番組の司会、恵俊彰の心無いレリゴー、面白かったし。

しかし、どうしても譲れないのは、めざましテレビの面々だ。始まった瞬間に予感はしてたが、サビの直前で案の定映し出されたそれは、やっぱりとてもきつい代物だった。別にめざましテレビが悪いんじゃない。ここにフジテレビの社長とか、他の社員(FNSネットワークの地方局含む)が入ってた可能性だって大いにある。

フジテレビの設定する「みんな」には常にその社員も含まれる。それはわかってたけど、この期に及んでやっぱりまだ含まれてんだな、と。若手たちと楽しそうに両手を広げて歌う軽部、三宅、両アナウンサーの姿。ありのままのフジテレビがレリゴーしてた。なんだか病巣に触れたような思いだった。喜ぶ人もきっとたくさんいるんだろうけど、何百歩も譲ったんだから言わせて欲しい。ほんと苦手だ。だって、のど自慢にNHKの職員が毎週出場してたら嫌だろう。そういうことだ。あと、May J.に謝れ。 

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桂一朗

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