あるふぁべっとの詩

alphabet U 「 雪桜 の詩」
桜吹雪かとおもい手をさしだすと、雪の結晶が手のひらに遊ぶ。
雪の花びら、とけて手のひら、するりとぬけていく。
卒業証書と学生生活の思い出。
季節はずれの雪吹雪。桜とともに舞い落ちる。

も一度、雪の花びらつかもうと、てのひらひろげてみるけれど、
こんどは、桜のはなびら、ひらりと舞い踊る。
期待と不安胸に抱き、これからはじまる新生活。
春、桜吹雪。雪の花びら桜の花びらにぎりしめ。

~桜の結晶~

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