安来は山陰、島根県東部、鳥取県境に位置する。
　安来節、ドジョウ掬い踊りの街、足立美術館も有名だ。
　真新しい市役所に立ち寄り一連の役所調査を実施する。

　区画整理、道路付け替え等市内の抜本的組み変えを展開中だ。街づくりのやり方は都市により千差万別だ。
　郊外と都心部との進展度合いが大きく、風貌の隔たりを感じずにはいられない。私にはそれがコンパクトシティを目指す地方都市の象徴に映って見える。

　安来駅前から足立美術館へと無料ピストン輸送してくれるバスに乗る。
　それにしても足立美術館の庭園の借景は素晴らしい。自然を上手く利用した箱庭空間には恐れ入る。自然との究極の調和。これはAＩでもなかなか真似できない。同じことが京都の東山界隈にも言える。

　米子・安来・松江・出雲
　過疎に悩む都市の再生を図るため、県を跨いだ地域間連携強化を目指す典型的な観光都市群だと私は思っている。
　数珠つなぎの都市の連鎖を強くし生き残りをかけ更に連携を強化してほしいと切に願うのである。