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【自分がないって思う人へ。安心してください。】

私たちはかぎりない期待を抱き、希望を失わず、それでいて永遠に失望している。

エーリッヒ・フロム. 愛するということ

今回の記事はこんな人にお届けしたい。

・世の中にあきらめの気持ちを抱いているひと
・自分の現実と理想に矛盾を抱えているひと
・愛に生きる僕の語り掛けに癒しを感じたいお年頃なひと



ドキッとした。
自分がまさかタイトルずばり『愛』の本を読んでいるという事実にwww


確かに一昔前なら、もしこの本を読んでいたとしても斜に構えてシニカルなとらえ方しかできなかったよ。

きっと今自分がしていることは、もんのすごく究極的に言うならば、


『自分を愛するために生きていて』
『他人とその愛を分かち合うために生きること』


と恥ずかしながらではあるけど言える。
いやもう断言しちゃっていいでしょう。

この本のこの一節が気になったよ、と公衆の媒体で発表できるんだからいいハートになってきてるんじゃないw

いいんじゃないでしょうか。

根源的には愛。
それが言葉を変え、信念や価値観を大切にして生きるって言ってるだけで。

おっとまたいつもの前置きで脱線する症候群、自己成長のあかしを今確かに感じたわけだけども、言いたいことはそこじゃないw

改めてこの一節ね、
『私たちはかぎりない期待を抱き、希望を失わず、それでいて永遠に失望している。』

沁みるなあ・・・


かぎりない期待を抱いている。
希望も失っていない。うんうん。
それなのに永遠に失望している。

胸が ギューーー ってなるんですけど。
このひとの今、このひとたちの今。
悲しいよ。


んで今ふと湧いてきた変換をそのまま書いてみる。


自分は何者かである。(期待)
自分は何者かになる。(希望)
自分は何者でもない。(失望)


外向きの視点を内向きに。


■ 何者かもわからない


期待だの希望以前に何物かもわからない。
きっとこんな時代だってある。

20代、僕は若さと命をただ消費して生きていた。憧れにも気づかなった。

その自分に今声をかけてやるならなんだろうな、
そう、、、

「世の中を教えるから、少しずつでいいから聞いてくれ」
世の中とは、大きくは世界、そして世間一般のこと。

別に導きたいわけじゃない。
目的もなく無為に生きていた自分に目的を持てと言っても、夜行性の動物のようにきっと物陰に隠れちゃうから。

どんな大人にとっても、見て聞いて知ることのできる世界を自分の言葉で伝えたい。
「可能性」の存在に気付いてくれたらそれでいい。


可能性の存在に気付けたら、あとは自分で何とかする力がきっとあると信じている。


■ 何者かである


30代、何かに憧れていた。離婚も経験して孤独も感じていた。愛とかもよくわからなくなっていた。機械的に仕事をしていた。ただそれだけでは孤独を克服できないので、娯楽で自分を消費していた。

楽しい時間や経験もあったけど、幸福ではなかったね。生き生き、思い切り、繋がりが欠けていた。「何者かであるはず」と、外に答えを求めていた。

ひたすら仕事する、なにか刺激的な遊びをしてみる、不道徳なことをする、お金を使ってみる。片っ端から飲み込んでみた。

対象が全部外向きなんだから、当然『中』(心)は埋まらないよね。

それに気づいた。

「え、これってどういうこと!?中がないんだけど?どうすんの?」

■ 何者かになる


傍から見たら"あなた"はあなた。
私が知っている、"私が知らないこともある"あなた。

「自分は何者か?」って聞いたら、
「あなたでしょ、どうかしちゃった?」

でしょ?

なんかなぞなぞでもやってんのか、と。

(いやっ・・・いや、なんか・・・自分が何者か、だなんて自分に何が起きてるの???)

僕には一時期こんな思い込みがありました。
どんな思い込みかというと、

・自分てなんか変わったやつなんじゃないか。
・自分にはなんか特別でユニークなところがあるんじゃないか。
・自分にはきっとこれからなんか凄いことが起きるんじゃないか。


はいどーも"なんかなんか"にまみれたなんか星人です。


なんか星人という単語はダサいのでスルーしていただいて、自分に根拠のない期待を抱いていたし、まだ何も起きていない自分にはきっとこれから特別なイベントが起きるのではないかと心ひそかに待っていた。

あれ?今日って昨日と同じ?明日も同じ?
未来の延長線がいとも簡単に引ける日々。

うん、何も起きない!来ない!
薄目開けて薄々気づいてきて、勇気を出して目を開けて。何も起きなくて焦ったね~。


だけど失望なんかする必要ない。
何者でもないなんてことはありえない。
自分の内側に矢印を向けたらわかることがたくさんある。

■ 自分になる


あなたには自分だけの感性があるよ。

どんな時に嬉しかったのか。
どんな時に怒っていたのか。
どんな時に哀しかったのか。
どんな時に楽しかったのか。

それらの感情は、自分のどういうところがそうさせたのか。何がそうさせたのか。それらの感情を自分の中で何度も味わってみてわかることがあるんだな。言葉にしてみてわかることがあるんだな。

どんな自分でいることが自分にとって一番相応しいのか。
どんな自分でいることが自分にとって一番心躍るのか。
どんな自分でいることが自分にとって一番楽なのか。
どんな自分でいたくないのか。


あなたには未来があるよ。

さっき書いた自分でどんなことを目指すのかを選ぶ。
その一歩は何なのかを決める。

一歩進んで二歩下がってもくじけないよ。
もう自分の信念で生きることの意味を心が知っているから。

自分でようやく気付いた。
気付いたというか"言葉になった"、というが正しいか。

世の中を生き抜くために、自らまとった何重ものフィルターのせいで自分の内側にある大事な想いが濁って見えなくなる。

自分になるとは自分に還ること。


僕はものすごく時間がかかったけど。
その分同じ境遇に陥っている人のそばで話を聞くことができる。
もう見つけてる、って人はブーストしよう。背中押す。


今回も読んでくれてありがとうございました♪



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