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【1$と日常】その6。

こんばんは。
造形作家の和仁ひかりです。
6回目ということは1$がnoteを初めて約半年ですね。
早い気がします。
もう、10月
10月と言えば
1$初のグループ展「着れ衣ごと」10月25日~28日始まります。

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そこで今回は「織機」について書いてみます。
私は福岡県朝倉市にある廃校利用の美術館「共星の里」にてスタッフをしています。
数日前から美術館の方では織物と写真の2人展が始まりました。
その関係で美術館の倉庫に眠っていた「織機」を組み立てることになりました。
織物作家の加藤祐子さんが指示して頂きながら特注の西陣織の織機を組み立てていきました。

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一つ一つのパーツがかなり大きく、大人6人がかりです。
大工さんのように木槌を使い重たいパーツを抱えながら臍を臍穴に刺しこみます。

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木で作られている歯車など様々なパーツがありました。

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作業を始めて2~3時間やっとこさ完成です。

高さ約2m、幅約1.8mの織機

普段、美術ワークショップで使っている卓上織機と比べると、、、。

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「布」を作り出す「織機」
私たちが普段身につけている「服、衣服」がこの「織機」から作られてきた歴史を考えるととても身近なものなのではないかと思います。
私の暮らす福岡県久留米市には「久留米絣」という絣があります。
糸を藍で染め、織るこの文化
農作業を終えた女性が家でコツコツと作業着を織ることから始まったそうです。

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そんなことを考えながら今日も織機に糸掛けし作品制作を進めていこうとおもいます。


#コラム #エッセイ #アート #織物 #造形 #作品 #美術 #リレーコラム  

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