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GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 感想

GATEのアニメを見たので、その感想や考察を書きます。原作は未読です。

感想

普通に見る事ができました。異世界モノは異世界モノなのですが、設定もちゃんと凝られてて、無理のない強引なストーリーがほとんどだったと思います。

◆良かった所、好きなところ

・自分は自衛隊や政治の深い部分の知識がないので、新鮮な内容でした。本当に「1」のことを「ひと」と呼ぶんだなと思ったり、自衛隊が人を助けたくても政治的に助けられない状況があるんだなと思ったり。異世界の形式で自衛隊とか政治の難しい部分まで描写してくれると、多くの人が見るし、自分で勉強するよりも何倍もとっつきやすいのでありがたいなと思います。

・あまり無理のないストーリー:物語がちゃんとキャラクター達の意思で進んでいるように感じました。「いや作者がこれやりたかっただけだろ!」みたいな話はあまり好みではないので、GATEにそれが無くて最後まで見る事ができました。また、様々なストーリーが同時に進行する流れになっていて、物語を作る力があるんだなと感じました。

・綺麗なアニメーション:アニメーションがとても綺麗だったと思います。特に戦車や飛行機がめちゃめちゃリアルに再現されていて、戦闘のシーンは興奮しました。臨場感がすごい。

◆よく分からなかった所

・結局、何がテーマだったのか?(僕の洞察力が低いことが前提の感想。):アニメを最後まで見ていて、何を伝えたいのか、何がテーマだったのか、ということが分かりませんでした。自衛隊と敵国の戦争の話だったのですが、戦争のため死者も出るし、政治的な葛藤もあるし、独裁政権の暴走も見られたし、可哀想な民族を救う主人公もいたし、自衛隊が無双して敵国を倒していたし・・・と、色んな要素があるアニメだったのですが、その1つ1つはあまり深く読み取ることができませんでした。

「戦争は悲惨だ!」とはっきり伝わるような演出は無かったと思いますし、「異世界無双だぞ、気持ちいいだろ!」みたいな押し付けも無いですし、「自衛隊は日本を守っている誇りだ!」といった誇張も無かったですし。

その辺は視聴者で色々分析して読み取って欲しい、ということなのでしょうか。伝えたい事が前面に出過ぎているアニメは苦手ですが、GATEはもっと色々と分かりやすく伝えて欲しかったなと思う部分が多かったです。

また、機会があるときに頑張って考察してみます。

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