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令和5年10月23日(月)の あたりさわりない薬剤師日記


※令和5年 クリエイターフェスに参加※ 10月1日から31日まで毎日薬剤師日記を書く。



 朝来たら施設の定期処方が散薬台に山積みになっていた。土曜日の当番薬剤師が、月曜日にスムーズに調剤できるように区分けしてくれていた。

  処方箋の区分けというのは、以下の通り。施設の場合はたとえ、1種類だけの錠剤でも、1回分ずつ名前と服薬の日付記載付きで包装する。理由は入所者は自己管理ができない人が多いから。看護師もしくは介護士であれば、誰でも渡し間違えをしないようにする。これは、どこの施設でもやる。


① 錠剤のみで分包して、監査して終わるもの(一番簡単な調剤)

② 錠剤以外に、湿布などの貼り薬、点眼、点鼻薬や塗り薬があるもの
(セットして渡す)

③ 散薬のみで、散薬分包機を使わないといけないもの
  A 純粋に散薬調剤するもの
  B 合包(がっぽう)といって錠剤と散薬を1つの分包紙にまとめておくもの
  C 出された錠剤をすべて粉砕して粉にしておくもの

④ ①②③に加え、軟膏や水薬を数種類併せて練らないといけないもの。

⑤ 冷所保存の薬は、一番最後にやる(配達直前に入れるため)

 いろいろと効率よくするために試行錯誤している。いざ出来上がって配送に行こうとしたら、医師から処方箋の訂正の連絡がくることもある。間違えると命にかかわるので、1つ1つ丁寧にやるのは当然。作ったあとの監査も調剤した人と別の人がやる。
 施設によっては二重監査もやる。仕事だから好き嫌いはない。外来優先で処方箋を相手に黙々とやる。

 仕事の内容に好き嫌いはないといっても、わたしが好きなのは一番身体が動かせる散薬調剤かな……わたしは散薬分包機と仲良しになりたいです。なにかで動かなくなったら真っ青になります。

 分包紙が無くなれば、よしよしおなかがすいたのね、と新しい分包紙をセットしてあげます。なぜかわからぬが、動かなくなったら機嫌直して~とあせります。

 今日の仕事も無事終わってほっとしています。ではでは。
 




ありがとうございます。