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令和5年10月17日(火)の あたりさわりない薬剤師日記


※令和5年 クリエイターフェスに参加※ 10月1日から31日まで毎日薬剤師日記を書く。


ある種の薬には調剤登録なるものが必要だ。不正利用をなくすためにこうなった。

 で、いつも14日分処方なのに、処方箋も14日分出ているのに、調剤登録だけが12日分になっている。医師の入力ミスだな、と思って管理薬剤師に連絡し処方箋を発行した病院に連絡を入れてもらった。
薬局では変更できないからだ。対応した看護師も変更できない。改ざんを予防するためパスワードを持った医師だけが変更できる。管理薬剤師に看護師はこういった。電子カルテの記載も14日分ですので、直させます。明日以降もう一度アクセスしてください。

 そういうわけで、わたしも患者も14日分ですねと念を押して数も一緒に数えたうえで交付した。

 ところが、ところがですよ。翌日の午後になっても調剤登録の訂正がない。管理薬剤師が再度電話したら、12日分ですので訂正なしと言ってきた。昨日電話した時は処方箋は14日分でそちらも14日分と言ってたはずでは? と聞くと「いえ、そんなこと言ってません。12日分ですから!」 と来た。

 昨日の電話対応者がわたしでなくてよかった。わたしだったらもともと聴力がポンコツなので、わたし自身の聞き間違えによるミスですまされたと思う。こういう流れはとても残念だけどもう幼いころだし慣れている。しかし、この場合はそうじゃない。管理薬剤師は「アタシには12日分だと言ってたのに。確かに言ってたのに。看護師のマルマルさんが医師に訂正させるって言っていたのに」 とぼやいている。

 で、どうなったかというと、患者さんには14日分の薬がいってしまったことになる。余分になってしまった2日分の薬をどう処理するか。まず患者宅に電話して12日分でしたと薬局のミスとして謝罪する。患者本人が2日分余っているので12日分でよかったのですという。昨日交付したのは、患者本人でなくその母親だったので余計話がややこしくなって、わからなかったのだ。

 病院にはいろいろな訳アリの人がいて、診察が終わると会計もせず、さっさと帰宅する人もいる。会計や調剤薬局で薬をもらいに行くのは家族もしくは社協(社会福祉協議会)任せの人がいる。その人がそうだった。
 結局次回来局時に家族の人に残り2日分を持参していただき、次回受診時体調変化がなければ同じ薬がでるだろうので、それを出すことにして帳尻をあわせることにした。もし処方変更になれば、それなりの対応をしないといけないが。ということで結果は再来週に持ち越す。

 看護師さんってミスが明らかでも絶対に謝らない人っているよね?
と某さんが言った。いや、何をやっても仮に犯罪でも絶対に謝らないひとは、普通にいるでしょ? とわたし。(現に薬局にYがいるし)

 今回、何が言いたいかというと、何も言うことはないけれども、仕事中でもそういうひっかかりもしょちゅうあって、ほかの処方箋をさばきつつ、困るよねえと言い合うわけです。

終わります。

ありがとうございます。