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突撃、2度目の坦々麺

小春日和
花粉漂うオフィス街、暖かいことを良いことに
お昼休みにフラフラと独り彷徨う

実録!ザ・ランチ のお時間です(?)

いつもなら、いろいろと考え悩むところだが
今回はもう決まっていた。

いつごろから決めていたのか
おそらくそれは有史以前の理のように。


客と店主という垣根を
決して飛び越さない心遣い。
やさしい彼の豊満な肉体が
小さなキッチンでクルクル回るのを
見たい。

やってまいりました

熊さん専門
熊さん店長の坦々麺専門店である。

今日も相変わらずの盛況ぶり
決して広くない店内には既に2人の客

男1女1だが、それぞれソロのようだ。
3名しか座れないカウンターで
黙々と麺を啜っている。

今日は「黒」だ。

もともと4種しかない担々麺
前回は白を注文したので
今回は思い切って、見目恐ろしい
「黒」にチャレンジしたい。

私の背中を押してくれたのは
カウンター手前側に座る一人の女性。
「ズズーッ(啜る音)」
豪快にすする麺は「黒」であった。
大丈夫、女性も食べているのだから
安心して黒を頼め!


ハイ

ドドンッ!

黒スープに映えるフレッシュな緑

黒ゴマベースの香ばしくもまろやかなスープと、時折感じるほのかな…しかし確実に主張する辛味。麺まで真っ黒に染まる濃厚黒ゴマ担々麺は、午後の笑顔溢れるプチ会議にどんな効果をもたらすのか。コロナが下火とはいえまだマスク文化の社内がありがたく感じる。平打ち麺のモチモチ食感と黒ゴマの風味が良くマッチしている。噛めば噛むほど甘みと辛味が押し寄せる。そして前回も衝撃を受けた挽肉は、本日も健在だ。粗びきされた熊肉を食べているかのような力強さ!独特の香辛料が味の変化と更なる旨味を上乗せしてくる。決してクドくないスパイス、喉に引っかからない滑らかな黒ゴマ、味噌ベースなのかしっかりとした味わいが口の中に広がり、フレッシュな野菜のトッピングなるほど女性客が頼むわけだこれは実にウマイ!

本日は珍しく替え玉を注文してみた。
「替え玉は細麺になります(ガォガォ)」と店主。

麺が選べるタイプの店では、大抵どちらかのメインの麺の方が当然美味くなっている。スープと麺のコラボレーション、いや、ハーモニーが、いいや、マリアージュがラーメンである。それによっていわゆる「違うタイプ」の麺を選択した場合、「うーん、まぁ・・ね」となることが多い。なので不安はある。平打ち麺の理由がソコにあるに決まっている。

しかし、意を決して注文してみた。
後悔しても良いのだ、この超絶ウマイスープがあれば
ある程度は耐えられるだろう。
いざ、尋常に

勝負!

お構いなしに絡みつく濃厚スープ




激ウマかよ店長。


またくるぜ

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