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合言葉「おやすみ」




他愛もなくいつもの夜に交わす「おやすみ」それだけでも幸せな夜だ。

朝日が昇り、日が照る昼間、夕暮れ時
暗くなる街、刹那に過ぎし時間の流れ
いつからかな、眠るのことが増えたのは
起きることが憂鬱になったのは何故だろうな。

君がくれた夜に僕は喜んで眠って
夜をくれた君は少し寂しそうで
いつもの夜の合言葉「おやすみ」
君は寂しそうに言うんだ。

それでも君と観る夜空は綺麗で
月明かりが優しくて、そんな景色を観れることが僕の幸せなんだよ。

何故だろうな1人で観た夜空は魅力が無くてつまらなかったのにさ
君と観ると嘘みたいに綺麗だ。

ごめんね、ごめんね
どうしても眠くて起きられないんだ
起きられなくてごめんね
でもね、君と観た景色を夢の中でもずっと観ているよ
ずっと君をあの夜空から見守っているよ。


ほんの少しだけ、眠る時間が増えただけ
だからどうか、泣かないで。
僕は、僕は君と出逢えて本当に幸せだよ
いつも、いつまでもずっと君の側で
あの空を観ているよ。


だから泣かないで、いつもみたいに言ってよ「おやすみ」ってさ。


また必ず逢おうね。


ーendー
「おやすみは合言葉と別れの言葉」

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