こんにちは、you_kkです。

前回の山岡家の銘柄分析、読んでいただけましたか？
トリプルバガー発掘のためには、過去の分析が必須なのです！

これを踏まえて、トリプルバガー発掘のためのスクリーニング条件を考えましたので、ここで紹介していきます！

結果についても公表します。
詳しく知りたいかたは企業検索してみてください。
私も順次詳しく調べていきます（SBIのメンテナンスが終われば。。）

条件①　
直近四半期の売上高が前年同期比で1.5倍以上

業績の伸びをいち早く捉えたいため、四半期ベースで見ていきます。
直近で公表された四半期単体の売上高が、前年同期比で50%以上を出していれば、昨年より成長していると考えられます。

この条件だけで上場企業3,936社から133件に一気に絞られ。
よほど大きな成長を遂げていないと引っかかりません。

しかし、単四半期でたまたまでは意味がありません。

条件②　
四半期の連続増収回数が3回以上

つまり、直近の四半期売上高が前年同期比150%であるための成長ストーリーとして、その前の四半期業績も3回以上（一年間）好調で伸び続けていることが必要です。

この条件で、売上高の連続的な成長を探すことができます。
これで21件に絞られます。

条件③　
通期業績予想で、増収率が前年比1.3倍以上

四半期だけ良くても十分ではありません。
通期業績予想が前年比で130%程成長していてほしいです。

この条件で49件に絞られます。
この条件については予想なので、達成できるかどうかが非常に大事になります。

条件④　
営業利益率が0%以上（黒字であること）

上記のスクリーニングでは赤字企業が少し業績改善をしただけのものが載ってきます。それらを省くための条件です。

これで、33件残ります。

条件⑤　
株価が1,500円未満であること

ここから２倍、３倍に膨れ上がることを期待しているので、今の価格は高くても1,500円程度にしたいです。

これで12件が残ります。

条件⑥　
52週相対株価水準が75以上

これは、過去52週間の高値と安値を見た時に、現在の株価はどのあたりにいるかを表しているものです。

株価が上昇基調にあって、今まさに上がろうとしている！といった銘柄を探したいので、過去基準で現在株価が75%以上の位置にあるものを抽出しています。

これで最終的に5件だけ残ります。

さて、ここまで厳しいスクリーニングの結果、生き残るのは一体どんな企業なのでしょうか！？

結果

まずは一覧。

• 【3010】ポラリス HLD

• 【3277】サンセイランディック

• 【3299】ムゲンエステート

• 【6625】JALCO HLD

• 【8869】明和地所

さて、ここからそれぞれを簡単に調べていこうと思ったのですが、、

なんと全部不動産関係！

おもしろくないし、なにより25歳の自分には不動産業界なんて分からない！！
一旦調べてみましたが、スクリーニング条件を見直す必要があるかも。。

【3010】ポラリス HLD

①概要
ホテル運営会社「ベストウェスタンホテル」「KOKO HOTEL」

②株価：187円
急伸のようにも見えるがまだまだ株価は低い。

②四半期業績推移
決算は３月。
８月の1Q決算が好評で上記チャートのように急伸。

③業績続伸の理由
コロナ禍が終わって旅行客やインバウンド消費の増加。
ただしホテル事業の売上高は4,000百万円のみである。それでも十分だが、急激な伸びはホテル２物件の売却分で、そこが8,000百万円。
たしかにインバウンド等でホテル業は今後の続伸に希望はあるが、ホテル事業の売却が良い判断か悪い判断かは要注意である。
詳細は、直近の決算資料を参照。

【3277】サンセイランディック

①概要
不動産権利調整。土地賃貸管理業務サービス等。

②株価：1,039円
続伸可能性のありそうないい形！

③四半期業績推移
決算は12月。

④業績続伸の理由
居抜き（設備等がついたまま売買されるもの）が大躍進、売上高の5,000百万円（７割）を占める。
直近の決算説明資料はこちら

【3299】ムゲンエステート

①概要
不動産の買取・再販、賃貸等

②株価：1,111円
こちらもいい形！

③四半期業績推移
うーーん、伸び続けたってわけではなく、落ちたものが戻ってきた感じ。今後に注目。

④業績続伸の理由
居住用、投資用共に売上の増加。
ここ数年の売り上げが低かったため、トリプルバガーとしてはあまり期待できないかも？

【6625】JALCO HLD

①概要
不動産金融。

②株価：316円
いやぁ、微妙な形。復活しただけかな。

③四半期業績推移
2023/03期の3Qがおかしいですね。直近も好調。

④業績続伸の理由
まず2023/03期3Qの売上高はその内1,400百万円が2021年から進めてきたM&Aの成立に依る。（決算説明資料）
直近の数字は、資産の売却が700百万円を占めている。（決算説明資料）

【8869】明和地所

①概要
マンション専門のデベロッパー。分譲ファミリーマンションの開発等。

②株価：1,344円
チャートの形がいい感じ！

③四半期業績推移

④業績続伸の理由
分譲マンションの好調。
それ以外は用語が分からず読み取れませんでした、、

まとめ

以上のスクリーニング結果で出てきた業種は全て不動産。
まだ自分には不動産関連の知識が全くなく、業績を読み解くことはできませんでした、、
けれど、不動産関係が好調であるという現在の流れを知れたことは良かったです。

次回スクリーニング条件を考えるときはもう少し緩くして、身近で色々な業種から探せるようにしたいと思います。

次のスクリーニングもお楽しみに！！