本日主要五紙の社説です。

国会の閉会中審査で自衛隊の日報問題が取り上げられました。この件に関し、辞任した稲田前防衛相の出席が見送られた件について日経・読売・毎日・朝日が批判の社説を展開しています。

また、産経も「国税庁長官の会見拒否」を取り上げて安倍政権の説明責任が不十分である点を突いています。

こういった中、本日のオススメは毎日の「組織犯罪防止条約への加盟　共謀罪の懸念は依然残る」です。

先の国会において異例の方法での強行成立させた共謀罪について、その運用等に懸念を表明しています。

説明責任をキチンと果たせていない政権が、当初説明していたとおりの法令の運用を行えるのか。

個人的には組織犯罪防止条例への加盟が無事発効した点は評価したいです。

共謀罪について、目的通りの確かな運用を実施し「何かおかしいな」と国民が説明を求めた際には是非とも「丁寧な説明」を実施頂きたいと思います。

毎日社説より「法成立後、警察庁は、都道府県警察本部の指揮の下で捜査を進めるように各警察本部に指示した。適切な捜査が行われるのか今後も見続けなければならない。法の慎重な運用を重ねて求める。」

＜社説一覧＞
日経：「限定適正」でも見通せぬ東芝再建の行方／稲田氏不在では解明できない
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売：米朝緊張　無謀な挑発へ冷静に対応せよ／防衛省日報問題　情報公開の実効性が問われる
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経：山の日　臆病も勇気のうちである／国税庁長官　会見拒否を放置するのか
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日：稲田氏不在の国会質疑　これでは何もわからない／組織犯罪防止条約への加盟　共謀罪の懸念は依然残る
https://mainichi.jp/editorial/

朝日：加計学園問題　「記憶ない」は通じない／陸自日報問題　引き継がれた隠蔽体質
http://www.asahi.com/news/editorial.html