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0087-20180205【ビジネスパーソンが押さえるべき今週の主要イベント】

今週の主要イベントについてご紹介します。

1.平昌冬季五輪開会式と日韓首脳会談 2.ペンス米副大統領来日 3.パウエルFRB新議長の宣誓式 

1.平昌冬季五輪開会式と日韓首脳会談

安倍総理の平昌冬季五輪開会式への出席は、日本国内で賛否両論あります。

2015年末に日韓で政府合意した「従軍慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決」に対して、韓国政府による再検証の結果、今年1月に文在寅大統領は、元慰安婦への追加謝罪の必要性にまで言及しました。

これを受けて、安倍総理は韓国政府から要請されていた開会式への出席を見送る方針を一度は示しましたが、方針転換をして2月9日(金)の開会式に出席することにしました。

理由としては、従軍慰安婦問題の解決に加え、核兵器・大陸間弾道ミサイル(ICBM)の完成が迫る北朝鮮への対応を急ぐことに尽きます。

金正恩委員長が年始の演説で、平昌冬季五輪参加への意欲を表明してから、南北対話は北朝鮮ペースで進んでおり、大会期間中の米韓合同軍事演習も延期が決まりました。

かねてから北朝鮮は、米韓合同軍事演習の「中止」を求めていました。

軍事演習とはいえ、米韓両軍が集結することにより軍事侵攻へと転換される可能性があるため、演習期間中、北朝鮮は即応態勢が求められます。

経済制裁を受けて、食糧や軍需物資などの欠乏が推測されております。寒さが厳しい時期に軍事演習を実施されることは、石油の大量消費につながるため、北朝鮮としては3月への延期であっても助かる話なのです。

急速に南北融和が進んでいる状況下、安倍総理が訪韓することにより、あらためて北朝鮮への「圧力」を確認することは意義のあることだと考えています。

2.ペンス米副大統領来日

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