今週の主要イベントについてご紹介します。

1.第二次安倍政権発足5年　2.二階自民党幹事長訪中　3.日韓慰安婦合意の韓国による検証作業の報告書発表

2017年最後の配信となります。年明けの配信は1月7日（日）より【ビジネスパーソン必読の主要ニュース解説】から始まります。

来年もどうぞ宜しくお願い致します。

1.第二次安倍政権発足5年

12月26日（火）に第二次安倍政権が発足してから5年を迎えます。

2012年末から2017年末までの間、経済・社会においてプラス面が多く出ました。

日経平均株価は1万円から2万3千円を窺う状況となり、名目GDPも494兆円から539兆円。懸案のデフレについては消費者物価上昇率が-0.2%だったものが+0.8%と上向いています。

税収も43.9兆円だったものが59.1兆円（来年度予算）を見込んでいます。

一方、長期債務残高は932兆円から1108兆円と肥大化が止まりません。財政規律の見直しや消費増税（8%→10%）後の使途変更など、国家財政に関する不安は残ったままの状態となっています。

安倍総理が今年の衆議院解散・総選挙で「国難」の一つに挙げた少子高齢化問題に目を向ければ、新生児数は103万人から97万人となり、生産年齢人口（15歳以上65歳未満の人口層）は、8018万人から7656万人に減少しています。

長期政権には驕りや弛みが起きやすくなりますが、日本が抱える課題に関して適切に対処を進めていって欲しいと考えています。

2.二階自民党幹事長訪中