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20180216社説から見る現代日本

おはようございます。
本日のオススメは日経の「主権者教育を実りあるものに」です。

昨日に引き続き、学習指導要領の改訂に伴う社説を紹介。

教育現場における「政治的中立性をどう保つのか」という問いに対して、ドイツでは国民的議論の結果、以下の「中立3原則」を確立しました。日本にとっても参考になると思います。

①教員が生徒に自らの見解を押しつけない

②実社会で意見が対立する問題は授業でも議論のあるものとして扱う

③生徒の主体的な態度を育む

以下、日経社説からの引用です。

「2022年度から高校の公民科に新たな必修科目「公共」が導入される。選挙権年齢が18歳以上に改正されたことに対応し、主権者教育を充実させる。社会参画に必要な判断力などを養うには、教室での座学だけでは限界がある。実りある授業に向け、地域社会との協働が不可欠だ。

(中略)

発展的な学習では少子高齢化、社会保障と税源、国家財政など、「持続可能な社会」の課題に生徒自身がどう主体的に関与するかを統計資料などを基に論述させる。

(中略)

意見の対立するテーマを教室から排除する中立ではなく、異なる意見の存在を認め、偏見を持たずに学習する「開かれた中立」を志向している。こうした事例も参考に、主権者教育の基本原則を共有することが大事だ。」

<社説一覧>
日経:米財政赤字膨張の市場への影響が心配だ/主権者教育を実りあるものに
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:高校指導要領 生徒の探究心を育てる授業に/次世代携帯通信 料金抑制と危機管理が重要だ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:北朝鮮の洋上密輸 制裁をやりぬく措置急げ/日本選手の活躍 スポーツの教訓胸に刻む
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:日米韓の対北朝鮮政策 すきを作ってはならない/8期連続のプラス成長 カンフル剤はもう要らぬ
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:米艦の防護 情報公開の名に値せぬ/天皇即位儀式 憲法の理念に忠実に
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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