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医療事務をしていたときの話⑦配属先は泌尿器科外来

採用面接のときから、泌尿器科の外来受付を担当すると言われていました。
泌尿器科とは無縁の生活だったので、泌尿器科とは??とヒヤヒヤです。

内科や外科から比べると、泌尿器科は患者数が少ないので、外来受付は1人でした。ますますヒヤヒヤ。
患者さんの数が少ないといっても、予約数は50名を軽く超え、多い日は予約だけで100名を超えている日もありました。予約なしで来る患者さんもいるので、150名なんて日も。
それを1人でこなしていくのは大変です。



今でこそ電子カルテが普及していますが、私が医療事務をしていた9年ほど前はまだ紙カルテ。レントゲンも現物でした。
今では全部電子だそうです。カルテもレントゲンも重いし、行方不明になることもなくはないので、電子はいいなと思っています。



私の1日の仕事内容です。

・患者さんの保険証の確認
・患者さんの案内
・次の日の予約カルテ・レントゲン・検査結果等の準備
・病名入力

大まかにこんな感じでした。
これに加えて先生からの頼まれ事(主にカルテ出し)や、レセプトの準備など、こまごました雑務をこなす日々。
時間に追われていました。



医療事務ってレセプトってイメージがあるかもしれないんですけど、レセプトってほんっとに業務の一部でしかないんです。
1ヵ月で見てみると、レセプトに割いてる時間は3割くらいなんじゃないかな、と。
レセプトで忙しいのは月初なので、それ以外はレセプト業務しない週も存在していました。



業務形態にもよるとは思うんですけど、私が働いていた病院では「レセさん」と呼ばれる、レセプトだけやるパートの方々がいました。
だから私がレセプト業務をする時間が少なかったとも言えますね。
レセさんがレセプトを見て、私が入力する、という流れでした。

でも1人外来だったので、月1000枚を超える泌尿器科のレセプトを見るのはちょっと無理でしたね。実際のところ、全部で何枚あったかも把握できていませんでした。



最初の1年くらいは、レセさんに言われるがままに入力していましたが、だんだん「流れ」みたいのがわかってきて、レセさんに「直しがなくて助かる」とすら言ってもらえるようになりました。
流れは、毎日外来にいて、患者さんの流れをつかめてきたことが大きく関係しています。

この患者さんはどんな症状で病院に来て、どんな検査をして、どんな結果になったのか。この流れです。
レセプトは紙ですが、紙だけでは見えないところを把握することで、矛盾のないレセプトになるんです。

サポートしてもらえたら泣いて喜びます!子どもへのご褒美と、私の勉強代にさせていただきます。