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俳句|ドビュッシーと芍薬の香の聞こゆる午後(改)

ドビュッシーと しゃくやくのかの きこゆるごご

ドビュッシーと芍薬の香の聞こゆ午後(6月5日投稿/6月6日「聞こゆる」に改めました)

 
 香りも音と同じく聞くものだ。と、だしぬけに思い浮かんだ。音なら、ドビュッシーのピアノ(坂本龍一がドビュッシーを好きだった)、香りは初夏の季語でもある芍薬。
 かすかな風が頬にそよぎ、繊細にきらめくドビュッシーの調べが降りそそぐ。鼻腔をくすぐる芍薬の甘やかな香気はほのかに。

 そんな、天上的な微睡まどろみの午後。


《 追記 》

 重吉陽一郎さんがご指摘くださいました。「午後」に続くなら「聞こゆる」では、と。おっしゃる通りです。

 ドビュッシーと芍薬の香の聞こゆ
 午後
 
 ではなくて、
 
 ドビュッシーと芍薬の香の
 聞こゆる午後
 
 なので、改めました。

 陽一郎さん、メルスィー・ボクゥ💐


これで、あなたもパトロン/パトロンヌ。