見出し画像

人生の羅針盤は常に何を指しているのか?

先週の金曜日、新卒で入社した会社から数えて三度目の仕事を辞めた。
次何するのかはまだ決まっていない。厳密に言えば、あえて決めていないのだ。不安に思うこともなくはないが、時間をとって今後の人生についてしっかりと考えてみようと思った。そんな私の心情や離職期間中の活動を日記的な形で記録したら面白いかなと思ったので、今後シリーズとしてここに少しずつ掲載してみようと思う。興味があれば是非読んで頂けると嬉しいです。シリーズ第一弾として、今回は私の「過去の転職」について軽く触れようかな。

「新卒で入社した会社から数えて三度目の仕事を辞めた」つまり、私は少なくとも3社に所属していことになる。新卒で入社したのは中型のFX業者だった。英国で大学院を修了した私は何の因果か、ここに入社することになったのだが、これはロンドンキャリアフォーラムに来ていたことや最初からコンプライアンス部配属という部門別採用してたという特殊性が決め手となった。この一社目で過ごした日々は波乱万丈なこともあり、今の私の基礎を作った会社と言っても過言ではないので、面白いことも多く語れると思うのだが、これについてはいずれどこかで語るとしよう。
さて、1年も経たずに二社目へ転職。新卒だったらおそらく入れなかったであろう大手証券会社だ、しかもまたコンプライアンス部門からのオファーだ。7回の面接を得て入社した私はある程度部内の人を見てきたつもりだったがそれを踏まえても、部署を見渡す限り、私は当然ながら「最年少」で、周りには親とほぼ同年代の方々で構成されていた。肩身狭い思いもしたが、彼らの子供と同年代だからだろうか、可愛がられることも多かった。だが、結果的にスキルアップには不向きな環境となってしまい転職を決意し、1年と数ヶ月後には外資系の海外送金を手掛ける会社に入社した。今度は日本法人のコンプライアンス責任者として採用された。さすがに会社としても当初は若さに悩んだらしい。だが、実際複数人いた候補者の中から勝ち取った仕事であり、存分に働いてスキルアップだけでなく、不安ながらも自分を信じて採用してくれた会社に大いに貢献しようと考えていた。ここで何があって、退職することになったのかも話せば長いので、ここでは割愛する。
三社とも学生時代に想像していたキャリア像ではなかったが、ここまで来れたことに感謝している。それぞれ短い期間で何を学んで、何ができたんだと思うかもしれない。でも、人間の成長は必ずしも時間をかければいいものではないと私は身をもって感じている。

過去2社を退職した際は、翌週には新しい職場で働いていた。会社側に頼まれ有給消化をすることなく引継ぎや業務に追われてはいたが、転職先が決まってからの退職は気楽だった。「職の安全保障」や「経済的な不安」、「失業時の手続き」等が不要であり、最小限の心配事でサラリーマンを続けることができる。私が思う心配事は次の職場は自分に合っているかどうかだ。私の場合、短期間での転職しかしてこなかったので、毎回「次こそは3年、いや5年はいるぞ」と意気込んでいた。結果的にはそうならないのだが...

日本では残念ながら、短期間での転職がプラスになることは一定条件を満たさないと難しい。私の場合も例外なく次転職に失敗するともう日本では働く先を見つけるのは人一倍難しくなるだろう。実際、信頼を寄せている転職エージェントからは「次、短期で辞めた場合、君は海外で職を探すべきだね」と言われるほどである。別に海外で働くことに抵抗があるわけでは無いので、それも選択肢の一つなのだが、やはり日本好きな私にとっては、もう少し日本で暮らしていたいと思っている。

最後に1点、私の転職体験をまとめたポイントを書いて終えるとしよう。
【私が思う、転職(ステップアップ)に成功したポイント】
①一貫性のある転職:例えば業種や職種が同じであること
②複数の転職エージェントから自分に合った人を見極める:一番わかりやすいのは複数のエージェントから同じ案件について聞き出した上で自分との適正についてどう思うのか、また正直に良し悪しを教えてくれる人等、競争させる事だ。向こうも営利目的である以上、採用が通りやすい案件を提示することも多いが、単純に営業数値を上げるために何でもかんでも紹介するようなエージェントと差別化し、本当に転職する人の特性やニーズを理解している人と出会えることが重要だ。怪しいと思ったら即振るい落とすこと。
③現職でやったことをアピールする:内容そのものは別になんでもいい。面接で自分のスキルやタレントをアピールできるレベルの内容を考えておくことができればいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?