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新卒採用2年目・今年の結果

来春卒業予定の新卒採用。夏前から大学や専門学校に説明会に出向き、先日全ての選考が終わりました。昨今の人手不足もあり、今年は完全に売り手市場で苦戦したなという印象です。

結果エントリー8人に対して、1名内定を出すことが出来ました。選考見送りにした人でも、弊社がもう少し事業規模を拡大して、20名くらいの会社だったら、ポジション的に採用できた。という人材もいて忸怩たる思いです。
また、来年以降エントリーしてくれる方が増えてくれることを期待していますので、現段階のファーストペンギンが採用というフェーズで大切にしていることを書きます。

ファーストペンギンに入って幸せな人かどうか

まず、採用するときの絶対条件が「入社後、この人が不幸にならないか」という点です。つまり「ファーストペンギンに入社して幸せ」と思えるかです。

「幸せ」なんとも抽象的ですが、わかりやすく言うと「仕事で結果が出せる=幸せ」です。
仕事は人生で非常に大きなウェイトを占めます。
20代においては、仕事は人生の全てといっても良いでしょう。私の価値観ですが仕事で結果を出せないことは、人生そのものが、つまらないという結論になります。
一方、昨今のワークライフバランスで、プライベートも充実、休みもたくさん、仕事以外の時間で人生を謳歌すればOKという、その価値観は否定しないですが、経験上、仕事で結果を出せない時は本当に毎日が憂鬱です。どんなに好きでも勝てないゲームやスポーツは続けても面白くないのと一緒の理屈です。
結果が出ない状況下に長く置かれると人は、ある思考に陥ります。

「私、存在してる意味ある?」

という思考です。自分の存在価値に疑問を抱くと人はだいたい病みます
そうならないため、弊社で結果を出せそうな人材を採用するようにしています。

恥ずかしながら、十分な研修制度もない、スタッフ年齢も若い零細ベンチャー企業です。なかなか手が回らずヒヨコを放し飼いで、ニワトリに育てるような状況でもあります。
一方、環境を万全に整えることは最重視しているので、頑張ればすぐに結果を出せる環境作りは出来ています。例えると、ステージとスポットライトとマイクとバックバンドすぐに準備するよ。あとはお客さんの前でお金をもらえる公演レベルに早く達してねという感じです。

あっ。。。福利厚生はわりと最低基準なので、これから頑張ります。

「君に仕事を任せているんだから、君がどうしたいのか、まずは聞かせてよ。ここは学校じゃないから、教科書まるまる一冊、全部わかりませんって言われても困るよ。」

「仕事って専門学校とかゲームと違って、安易にクリア出来るように出来てないよ。もっと考えて」

そんな言葉を入社間もない社員に投げかける事はよくあります。

新人であれ、考えようとする姿勢・自ら学ぼうとする力がないと弊社で結果を出す=幸せになるのは難しいかなと思っています。

学歴は関係ないですが、学力(学ぶ力)は必要です。

自分の兄妹や、娘や息子と結婚させたい人か

2つ目の採用基準は超シンプルです。
「愛嬌がある」「素直」「いい人」「笑顔がステキ」という4大テーマで選考していましたが、自分の兄妹、または子どもと結婚させたい人という結論です。

仕事は人と人のコミュニケーションが基本です。つまり一緒に仕事をしていて気持ち良い事が大前提。
具体的に、相手が何を望んでいるのか?何をしたら喜んでくれるか?の2点にしっかりと意識が向いている事を重要視しています。

そもそも相手から嫌われてしまえば、どんなに良い仕事をしても、レギュラーで仕事をもらう事は厳しいでしょう。肌感ですが相手の期待に答えたい・相手を喜ばせたいという気持があれば、仕事の出来が70点くらいで世の中通用します。

少し難しい表現で、利己的でなく、利他的。テイカーでなくギバーな人です。

まとめ

新卒採用を始めて、2年目ですが、本当に採用は難しいなと思います。特に新卒採用は中途に比べ、これまでの実績がない分、短い物差しで判断しないといけない無茶ゲーです。
クイズ番組の金字塔「アタック25」で例えるなら、豪華賞品を賭けた最終問題で25枚中3枚のパネルをめくった状態で回答しなければならないくらい難しいです。

アタック25の最終問題


また、不採用の連絡をする度、「何を偉そうなこと言ってんだ、同じ歳のときの自分を思い返してみろ!!!」という自問自答です。

求人を出さずとも、会社説明に行かなくとも、ウチで働きたいと応募してくれる。そんな会社を創らなければ。精進していきます。

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