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濱帯プロジェクト - 防災士研修 -

防災士への道2

12月17日、18日の2日間、防災士研修センターにて、みっちりと防災士研修と救急救命講習を受けてきました。
 
受け終わっての感想は・・・これはできれば義務教育の中に取り入れて欲しい!
希望者だけが教わるのではなく、全国民が知っておいて損のない内容だと思います。
自分を守るため、家族を守るため、日本に住んでいる上で最低限知っておきたいことなど。基礎知識として全国民と共有したいと強く思いました。
資格ではなく一般教養になって欲しい。

防災士資格取得試験までの流れ

黄色が履修確認レポート

申込~履修確認レポート

研修の約3~4週間前に分厚い教本と履修レポート用教材、要点復習&練習問題が記載されている試験対策ブックなど教材一式が届きます。届いた教材をもとに、事前課題(履修確認レポート)に取組みます。この履修確認レポートは研修初日の受付で提出するので必須です。
防災士資格取得試験にも役立つダイジェスト版みたいな内容なので、今後研修を受ける方はしっかりやることをおすすめします。
余裕がある人は試験対策ブックまで一通りやっておけばかなり万全です。

教材が届いてから研修までかなり日があるので、余裕をぶっこいていると危険です。履修レポートは少なく見えてぎっしりなので、日々の生活の隙間で進めようと思うと1日2日では終わりません。
形だけの穴埋めなら比較的早く終わるかもですが、前後を理解して穴埋めしようと思うと1週間は必要かと思います。
これからチャレンジする人は油断せず早めに取り組んでください!

研修(2日間)

防災士教本

研修は履修科目の都合上、最低2日間はあると思います。
私が受けた研修は朝9時から夕方17時過ぎまで、みっちり2日間。
ハザードマップの見方から、過去の災害から得られる教訓、耐震対策や企業団体の事業継続まで、多岐にわたる内容です。
研修中はながらで仕事をするとか無理ですので、しっかり受ける。
ダイレクトに防災士資格取得試験に出る内容もあるので、要チェックです。

試験対策はすき間を活用

ちなみに私は初日の研修後に「このままで試験に受かるのか?」という手ごたえの無さに不安を感じて、初日の帰りと夜、2日目の行きの電車(片道約1時間)と休憩時間に試験対策ブックを終わらせ、試験に臨みました。

今回私が受けた研修は防災士研修センター開催の研修でしたが、防災士養成研修を実施している機関はいろいろあります。
都道府県や市町村の防災関係部署や、 大学等教育機関、民間法人などがあります。自治体によっては費用の一部または全額の助成を行っているケースもあるので、事前にチェックしてみてください。

救急救命講習一口メモ

神奈川県横浜市では八洲学園大学でも防災士養成講座を受けることができましたが、私の場合は最短での日程と救命救急研修も同時に受けられることが決め手で九段下の防災士研修センターでの受けることを決めました。
防災士の資格取得には研修を受けることと、全国の自治体、地域消防署、日本赤十字社等の公的機関、またはそれに準ずる団体が主催する「救急救命講習」(心肺蘇生法やAEDを含む3時間以上の内容)を受けることが条件となります。
研修後に個別に救急救命講習に申し込むこともできるのですが、別日に予約して申し込んで・・・はなかなか大変です。その点、防災士の研修の流れで救急救命講習までできるといろいろと楽ちんなのでおススメです。
救急救命講習がセットになっている研修はその分費用も上乗せになりますが、別で受けても費用はかかるのでぱっと見の費用が高い場合はその辺も確認してみてください。

特に印象に残った内容

救急救命講習
目のまえで倒れている人がいた場合、その誰かが家族の可能性もあるわけです。心肺蘇生に有効な胸骨圧迫(心臓マッサージ)や、AEDの使い方など、あらためて学習することでいざという時に自信が持てます。
この自信を維持するためにも、救急救命講習は定期的に受けないとですね。

耐震と補強
阪神淡路大震災の時は多くの被害者が出ましたが、その理由のほとんどが建物の倒壊による「圧死」でした。
耐震対策がなされていれば、多くの方の命が守られたかもしれない。
先日東京都でも首都直下地震での建物倒壊などによる死者数を減らすため、2000年以降の現行の耐震基準を満たす住宅を40年代までに100%にするとの新たな防災計画が発表されました。
建物の耐震は命に直結します。大事です。

災害情報の活用と発信
東日本大震災のとき、津波の状況をリアルタイムでテレビ放送ができましたが、もっともその様子を伝えたい地域では停電が発生し、テレビを通じて情報を得ることが出来なかったとのことです。
日ごろから携帯用ラジオを持ち歩き、いざという時に備えることが重要です。

企業・団体の事業継続
内閣府の事業継続ガイドラインでは「大地震等の自然災害、感染症のまん延、テロ等の事件、大事故、サプライチェーン(供給網)の途絶、突発的な経営環境の変化など不測の事態が発生しても、重要な事業を中断させない、または中断しても可能な限り短い期間で復旧させるための方針、体制、手順等を示した計画のことを事業継続計画(Business Continuity Plan、BCP)と呼ぶ。」と定義しています。
これは零細企業も当てはまります。
いざという時にも事業を中断させず、取引先にも安心してもらえるようBCPをしっかり策定しようと思います。

まとめ


九段下の雰囲気

この他にも、なぜ日本には地震が多いのか、日本でも多い水害について、防災士に期待される活動など、興味深く、勉強になる内容ばかりでした。
防災士の研修は生きていくうえで必要な情報が詰まっていて、多くの人に伝えたい内容です。

是非義務教育に取り入れて欲しい。
全国民が防災士の知識を持るようにしてほしい。
結婚すれば、家族を守る為にこの知識を得る機会が欲しいし、子どもが生まれたら新たな家族を守る為にこの知識を得る機会が欲しいと思います。

今後は、私も事業を通じて、地域活動を通じて、ここで得た知識や情報を発信していければと思います。

そして濱帯プロジェクトにも防災士視点を取り入れます。
大切な家族を守る為にも一人でも多くの方に知っていただけるように。

試験結果はいかに!

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