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ホットorアイス?絶対負けられない韓国での空気読みバトル

時々、少人数の演習授業だと先輩が飲み物とお茶菓子を買ってきてくれることがありました。
だいたいは、教授が会議などの用事が押して遅刻する間の時間に、軽く雑談しながらいただくんですが、ある日も先輩が授業前に人数分の飲み物を買ってきてくれたんです。
今日は、その時に韓国人の先輩から出されたクイズに挑戦した話をしようと思います。

その日は、私と韓国人の先輩が2人と教授の4人が講義室に集まる予定でした。
開始時間ギリギリに行くと、すでに先輩2人が来ていました。

先輩は、2人ともコーヒーをそれぞれ持っていて、机には袋に入ったコーヒーカップが2つ入っていました。
買って来た先輩が、ひとつはアイスアメリカーノ、もうひとつはホットアメリカーノだから好きな方を取っていいと言ってくれました。


なぜ、同じアメリカーノがアイスとホットであるのでしょうか?

先輩には、私が何を好んで飲むのか伝えていませんでした。
なので、無難なものを用意してくれているはずです。

「もうひとつは教授が飲むやつだよ。」
笑顔で試すように教えてくれましたが、私は困ってしまいました。
その先輩は、私と違って内部進学者なのでこれから来る教授と付き合いが長く、食の好みをある程度把握しているはずです。
だから、どっちが教授ので、どっちが私のか、もうほとんど決まっているように見えました。
でも、そのまま「はい、どうぞ」って渡しても面白くないのであえて私に選ばせているようでした。

韓国は、雪が降ってもアイスドリンクを飲む文化があります。
今は夏なのもあって先輩2人がアイスを飲んでいるのに、わざわざホットがあるのは、ホット派の人(=教授)がいるからだと解釈して、アイスアメリカーノを取りました。

「やっぱり~。若い人は冷たいのだよね。」


こうして私は空気を読むことに成功し、後から来た教授はいつも飲んでいるようにホットアメリカーノをとって授業が始まりましたとさ。

めでたしめでたし。


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