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バンアパのアルバム名に関する妄言

cover image taken from unsplash

 the band apartの通算9枚目となるアルバムが本日アナウンスされる、と水曜日のYouTube配信で荒井さんと木暮さんが仰っていた。ツアーもやる上、行けなかった年明けの新木場の映像も付くらしいので楽しみだ。
 さて2年近くnoteを書き上げていない不甲斐無さの極みのような小生だが、この機会だし発表がある前に少し書くか、と重い腰を上げた。前作『Memories to Go』がリリースされて以降(つまり大学時代は殆どずっと)薄ぼんやりと考えていた、バンアパのアルバムタイトルに関する考察・予想……という程のものでもない妄言である。大したことない内容だし、すぐ終わるので読んでいただきたい。

法則性あるよね

 先ずは今までのアルバムタイトルを並べてみる。コンピレーションやEPは除く。

2003 K. AND HIS BIKE
2005 quake and brook
2006 alfred and cavity
2008 Adze of penguin
2011 Scent of August
2013 街の14景
2015 謎のオープンワールド
2017 Memories to Go

 並べてみると大体2年おきくらいにアルバムが出ていることがわかり、『Memories to Go』から現在に至るまで5年弱と最長のインターバルがあることがわかる。ここでよく見るとそのタイトルの法則性に気付くかもしれない。
 バンアパのアルバム名は以下の構成でできているのだ。

A + [前置詞] + B

 さらにこの[前置詞]の種類によって時期的なタームを分けることができる。
 『K. AND HIS BIKE』『quake and brook』『alfred and cavity』の3作は「and」期、『Adze of penguin』『Scent of August』の2作は「of」期、『街の14景』『謎のオープンワールド』の2作は「」期と呼ぶことができ、『Memories to Go』を以って「to」期に突入したことになる。

じゃあ次はどうなんの?

 では来たる9枚目のアルバムはどのようなタイトルになるのか。普通に考えれば「to」を含んだものになるのだろう。というか実際そうなる気がする。
 ……のだが、敢えて深読みして捻った予想をしてみたい。というのも、日本詞期を経て日英をフラットに捉えた『Memories to Go』をリリース後、さらに結成20周年のアニヴァーサリー・イヤーとそれに伴うベストアルバムやコロナ禍と4ヶ月連続シングルなど数々のトピックがあった。それ故、相変わらず肩の力の抜けたアティチュードを維持しながらも、集大成感のあるアルバムが出てくるのではないか(オタクはすぐに集大成って言う)とも思うのだ。
 では考えすぎバンアパオタクはどう考えたのか。

A + [と] + B

 そう、「」期の到来である。
 『Memories to Go』からの流れを汲んだ「to」期の延長線上にありながらも、日本語にすることでより言語に対するフラットさを強調し、さらには原点とも言うべき「and」期への回帰にもなるという具合だ。「と」の左右に入る言葉によってはさらなるノスタルジーを誘える可能性さえある。

さてどうなる

 おそらく18時以降にアナウンスがあるのだろうが、その時に私が当たってニヤつき狂っているのか外して真顔になっているのかはわからない。「to」どころか全然違うタイトルになるかもしれないし、そもそもタイトルが発表されないまである(まだレコーディング終わってないらしいので)。
 この記事自体は軽い話題でnoteを書くリハビリをしようという主旨なので、まあそんな感じで頼んます。こんな予防線張ってるあたりもう駄目そう。

発表あったら追記します。
 追記しました↓

追記1:答え合わせ?

 20時、大本営発表。アルバムがリリースされることとツアーやること以外は何も解禁していないという前代未聞のプレスリリース。笑うしかない。
 ということで答え合わせは持ち越し。一先ずツアーは申し込んだので、ライブに音源が間に合うことを祈るのみである。詳細の発表があったらまた追記します。

追記2:そして渾沌へ……

 6月19日(日)の朝、ひっそりとPCIMUSICのサイトにアルバムの詳細が公開された。何故か今は見られないが、配信サイト等で予約可能になり、24日(金)夕方にはSkream!でプレスリリースが来た。

 からの25日(土)にはasian gothicからも。サブスクのプリサーヴ/プリアドも開始。

 というわけでフィジカルリリースは7月13日(水)、それに先駆けて配信・サブスクで6日(水)に解禁とのこと。豊洲のライブ直前となるため、聴き込み狂って臨むことになりそうだ。
 ……って、そうじゃないでしょ。命題はアルバムタイトルだって!

『Ninja of Four』!?

 盛大に外しとる〜! 「to」期とは何だったのか。日本語タイトルではないどころか、「of」期に舞い戻るとは……。4,5枚目あたりのマインドということなのだろうか(多分別にそんなことはない)。実際、先日のYouTube配信で少し聴いた新曲はよくある原点回帰ではなく、間違いなく現在のバンアパ(だった気がする。ツアーまだ行けてないからさぁ!)。これを以って、いよいよ次のアルバムはタイトルがどうなるのかわからなくなった(もう次の話かよ)。大いなる渾沌の到来である。
 しかし、このタイトルを見て彷彿としたのはやはりGang of Four。バンドの方ね。というのもYouTube配信で木暮さんが「最近ジョイ・ディヴィジョン聴いてるんすよ」みたいなこと言ってたんだよね。じゃあまあギャング・オブ・フォーも聴いてるッショ、みたいな。バンアパにポストパンクを感じたことは……まあ、なくもない。
 そんなこともあった情報解禁日は丁度毎月原さんが熊谷 HEAVEN'S ROCKでやってる畳会の日だったので、ユニクロのピーター・サヴィルTシャツ(『Unknown Pleasures』のやつ)を着て向かったのだった。

1. 夏休みはもう終わりかい
2. The Ninja
3. アイスピック
4. オーバー・ザ・トップ
5. キエル
6. SAQAVA
7. 酩酊花火
8. bruises
9. 夕闇通り探検隊
10. レクイエム

 それじゃまた。トゥードル!

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