11/26は #いい風呂の日  

日本の伝統的な「季節湯」、11月は「みかん湯」だそうです。
みかんの美味しい季節ですね。最近は果物好きの家人が毎日2個ずつ食べています。私も好き。

みかんの果皮にはリモネンという精油成分が含まれています。
リモネンにはリラックス効果があるとされ、アロマオイルなどにも使われています。またリモネンは血行促進作用があり、体を芯から温めてくれます。
果皮はそのほかクエン酸やビタミンCも含んでいるので美肌効果もあります。

おいしいだけでなく香りもいいのが嬉しいですね。
入浴剤は柑橘系のものが好きです。
みかん湯は生のみかんをまるごと入れるのもアリですが（お湯にみかんがたくさん浮いている光景は楽しいですよね）、基本的には乾燥させた皮を袋に入れて使うようです。

「陳皮（ちんぴ）」
…乾燥したみかんの皮。漢方の世界では風邪の諸症状改善やリラックス効果が期待できるとして重宝されてきた生薬。「陳」には「古いもの」という意味があり、実際に生薬として使用されるのは1年以上乾燥させたものらしい。
熟す前で緑色の皮を乾燥させたものは「青皮（せいひ）」、熟れてオレンジ色になった皮を乾燥させたものは「橘皮（きっぴ）」。

ちなみに
イラストではお湯に浸かりながらお酒を呑ませていますが、入浴中の飲酒は危険もあるようで。入浴しながらお酒が飲めるサービスを提供している温泉宿もあるようですが、実際にやるなら注意したほうがよさそう。おちょこととっくりを入れた桶を浮かべて…なんて風情のある光景ですけどね。

過去に描いた果物×お風呂シリーズ↓

ついでに「オレンジ」についてのnoteも↓