わたしはかなり長い間婚活をしていたと思う。友達の紹介、合コン、婚活パーティー、マッチングアプリ、お見合い、などなど王道ルートはひと通り経験済み。唯一結婚相談所だけは使っていなくて、27歳の時に入会しようとして説明会に参加した時に担当の男の人がギラギラしすぎてて胡散臭かったのと、何となくその時の自分には合わない気がして結局入会しませんでした。

婚活をしていく中で、全然良い出会いがなかったり、出会っても上手くいかなかったりすると、いわゆる「婚活疲れ」という状態に陥るんですね。

結婚がしたくて婚活してるのに、色んな人とデートしすぎて結婚したいのかしたくないのか分からなくなったり、
ふとした瞬間に「このまま1人で孤独死するんじゃないか」と絶望の淵に立たされたり、
条件ばかり重視するあまりスペックだけは高いチャラ男に引っかかってしまったり、デートだと思ったらマルチの勧誘だったり、元彼沼にハマったりと一通りの地雷は全て踏んで進んできた自信があります🌚笑


母親から「kovama ちゃんと結婚する人はもう既にこの世のどこかには生まれてるんだから、そのうち出会うわよ〜」と妙に説得力のある励ましを受けたり（その発想はなかったw）、
会社の上司から取引先の有望な若手を一気に3人紹介してもらったり、
本当にあらゆる手を尽くして婚活しました。
それにしても最初から3人一気に持ってきてくれる上司ナイスすぎる。好き。


四方八方攻めたものの笑、結局は それら全く関係なく自然な流れで出会った今の夫と結婚することになるのですが、婚活で疲れる一番の理由は

「興味のない人とも同じ時間を過ごさねばならないから」

まじでこれに尽きます。


婚活じゃなくて普通に出会う場合、2人もしくは少人数で食事に行くって時点で、
恋人うんちゃらかんちゃら以前に「友達として気が合う」とか、ある程度その相手に人間として興味または事前情報がある状態。

共通の話題も沢山あるからそこまでしんどくない。

2人で食事して、ときめきがなかったとしても、その人と今後良い同僚、友達になれる可能性だってある。

でも婚活は違う。
とくにお見合いやマッチングアプリって、相手のことを大して知らない状態で、条件ありきで興味もさほどない状態からスタートする。

「結婚相手」として相手を観察するので、知らず知らずのうちに減点方式で相手を見る癖がついてしまう。
（もちろんフィーリングが合ってうまく行く場合もありますが）

「待ち合わせ場所微妙だな」「服のセンス好みじゃないな〜」「髪型無理だわ〜」「眉毛細すぎない？」「お店選びのセンス自分と合わないな」「歩くのはやい」「店員へのオーダーの仕方が嫌だ」「箸の持ち方が嫌」「食べ方が嫌」「相槌のタイミングがうざい」「この人自分の話ばっかりするなあ」「会計がスマートじゃない」「スマホ見過ぎ」などなど、文句が出るわ出るわwww

自分のことは棚に上げてどんどん相手の嫌なところばっかりが目につくようになってきてしまうんですね、、、。

これ婚活やりすぎた人あるあるじゃないかと思うんですが私だけでしょうか😂


共通の話題を探すのも難しいし、なんたってお互いに初対面は気を遣うから、2時間食事して帰ってくるだけでもうヘトヘトになってしまう。　


しかも、婚活のしんどいところは、「いいな、また会いたいな」と思える人に巡り会えるまで、これが永遠に続くということ。本当にいつまで続くかわからない。まじで終わりなき旅。控えめに言って地獄である。
しかも、幾千もの戦いをくぐり抜けやっとこさ良い人に出会えたと思っても、その人とうまく行く保証なんてどこにもない。

デート→撃沈→デート→デート2→撃沈→デート→撃沈→（以下無限ループ）

ほんっとうに疲れちゃう･:*+.\(( °ω° ))/.:+


そしていざ会うことが決まってもそれまでの準備も大変。女性の場合、デートの準備は前日の夜から始まっていることが多いと思う。まず前日夜の段階で、翌日の天気と気温を考慮しつつ、着ていく服、鞄、靴を決める。2回目、3回目会う人の場合は前回の服装と被らないよう気をつける。
（ちなみに私は途中で服装の管理が面倒になったので、1回目に着る服、2回目に着る服、3回目に着る服をあらかじめ決め、会った回数で服装を選択できるようにしたよ...笑）

翌日浮腫みたくないので前日夜の酒は控え、肌のコンディションを整えるためパックして早めに寝る。当日は早起きして服装と髪型、メイクをしっかり念入りに整える。
これ、好きな人とのデートだったらすごい楽しいしワクワクするけど、こんだけ気合を入れて準備して、気を遣いながら食事をした相手が微妙だった時のテンションの下がり具合と言ったらもう！ね！！！

疲　労　100 倍　乁( ˙ω˙ 乁)

うん。しんどい。体力も気力も削られる。もはやただの修行🙏


そのうちまわりの友達が結婚してくるとさらに心が削られる。素直にお祝いできない自分にも嫌気がさしてくる。心に暗雲が立ち込めてくるのである。


家であったかーい紅茶を飲みながら、毛布にくるまってゴロゴロ韓国ドラマ見て画面の中のイケメンにときめいてる方がよっぽど楽しい。




でもやっぱりわたしは好きな人と出会って結婚したかった！だから、体に鞭打ってデートに出かける。そんな感じの日々でした😇





しかしながらそんな悶々とした日々を送っていた私にも転機が訪れます。
数年間狂ったように婚活をしていましたが、あるとき何故か婚活熱がふっと落ち着きました。
仕事が充実して来始めた時期と被っていたかもしれません。毎日の業務をしっかりやって、運動もして、料理もして、家をきれいにして、生活を整えて、毎日を充実させ、

「ひとりでもそれなりに充実しているし、今のお給料ならわたしひとりなら全然生きていけるな〜」

なんて考えていたところ、ひょんなことから夫から誘われ2人で食事に行くようになり、あれよあれよという間に結婚となりました。夫とは今の会社に入社する前から知り合いなのですが、まさか結婚するとは思ってなかった←

こういうことって本当にあるんですね。巷で聞くだけで、自分の身には絶対起こらないと思っていました笑


今となっては、「結婚結婚」と焦っていた時期に焦りと勢いだけで結婚しなくて本当に良かったと思います。

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結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです

こんなゼクシィの有名なキャッチコピーがありますが、わたしは、これこそ今の時代の「結婚」の目指す先、答えなんじゃないかと思っています。

結婚したら幸せになるんじゃなくて、今よりもっと幸せになるために結婚するのです。

世の中色んなことが便利になって、娯楽も沢山あるし、男女問わず色んな生き方を選択することができる。
男性の一人暮らしでも、家事なんて出来なくてもUberEatsを頼んで全自動洗濯乾燥機を使いルンバをフル稼働すれば全然暮らしていけるし、
女性も社会進出してバリバリ働いている今の時代、結婚ってまさにこういうことだと思うんです。

1人でも幸せに生きていけるけれど、2人だともっと幸せに生きていくことができる、そういう人と家族になれることが結婚のいいところだと思います。

婚活していく中で、色んな人に会うことはもちろん大事だと思うけど、このゴールを見誤ってしまうと、私のようにどんどん迷路に迷い込んでしまい婚活迷子になってしまいます...

わたしは今まで本当に婚活に苦労したしコソコソ泣くぐらい悩んだこともあったけど、自分なりにきちんと答えが出せたのと、一緒にいるともっと幸せになれるであろう人と結婚できたので、本当に良かったと思っています。

夫にも私といると幸せだと思ってもらえるように、家事も仕事も趣味も頑張りたいです。