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共同作業




おいそれとは来られなかった、この場所。



もっと早くにたどり着いて来れると思っていた、この場所。



あーもうめんどくさいな〜、やめてしまおうかな〜…何度想っただろうか。



でも諦めなかった。
ちゃんと目指す場所に行きたかった、決めた場所に着きたかった、帰りたかった。




 ***

『やれやれ。とうとう正体を明かす時が来たのか。この辺でオサラバしようと自は感じていました。』



誰?名乗ってください。



『俺だよ。』



俺って?わたしの相棒‥ではないね。



『そうよ…相棒の兄貴だ。お嬢ちゃん、俺のこと憶えているだろう?』



あぁ、、知っています。あなた…兄者の人。え、なんで正体とか言ってるの…。



『俺よぉ、あいつよりお嬢ちゃんのことが好きでよぉ。帰ったはいいんだけれどずっとお嬢ちゃんのそばに付いていたんだよなぁ~。
困らせるつもりは全くなくて…お嬢ちゃんのことを守りたいと思って離れられず付いてたんだよなぁ〜。』



えーっ、うそっ!そうなの?なして…。



『だってあいつ、不憫でよぉ…。俺、あいつのことをなんとかしてやりたいと思ってよぉ…。お嬢ちゃんも好きでよぉ。どうにかしてふたり…お嬢ちゃんとあいつと接触していける様にしてやりたいと感じてよぉ…。なんか落ち着かねぇのよな。』



はい、ありがとうございます。
嬉しいです😊
でも兄者さん、それは過保護になるからいいんですよ。兄者さんは兄者さんのことをすればいいのですよ。相棒は相棒で自分の事はやりますから。

彼はほっといたらいいんですよ!
冷たい言い方しているかもしれませんが、彼は彼がやります。出来ます。大丈夫なんです😊
安心してくださいね❤



『そうは言ってもよぉ…。ううぅぅぅん。。。俺のこの、消化昇華出来ていない想いはどうしたら…いいんだろうな。』



あ、まだ光に還られていないものがあったんですね!良かったですね😉
作業中だったのかな?
それがあるからわたしのところに来ていたのかな?


兄者さんの中のその残り物に気づけたんですね。兄者さんは魂の中の残りもの見つけたかったんですよ!

見つけて、ちゃんと光に還してあげたかったんですよ。兄者さんは多分それをしたかったんですね😊



それは…わたしの中にも同じ想いのものがあったからだと思うんです。

悔やんだと言うか…拭い落としきれていない無念な想いが…ずっと魂の中の残しもののエネルギーで滞在していたんです。




兄者さんもわたしも、もう本当に、その部分を癒やしたい。浄めたい。あたためたい。放ちたい。
愛を思い出して光に戻してあげたい…自分に備わった魂の純粋な光で昇華させてあげたい。。


だから苦しんだんですよね。
とてもとても苦しんだ…事を思い出したくなかったくらいに苦しんだけど、思い出さなきゃならなくなった時が来ただけですよね。


なぜなら、それを終えなければ次へと向かえないからです。それを置いたままでは観ないままでは、ずっとそれまでと同じ状態の状況の場所に居続けてしまいます。



魂は次のステップを望んでいました。だから試験が来ました。
兄者さんにも濃厚な試験でしたね〜😭帰ってからも濃厚ですね笑。

もぉ本当に、スパルタかや😤!!











『お嬢ちゃん…俺、やって来たわけがわかったぞ。お嬢ちゃんもあいつも俺は好きだ。好きだから守っていた。守りたかった。だから来た、そう感じていた。…が違ったな。

俺は…俺を守りたかったんだな。癒えられていない魂の傷を観ないで、誰かを守ることで傷を慰め昇華しようとしていたのかもしれない。それじゃいつまで経っても俺の中にその傷は居続けるよなぁ。

俺が観ない限り、その傷は浮いては来れない。出て来られない。黙って静かに滞在している…。
なんだよ‥‥俺、お嬢ちゃんに守られたかったのかなぁ〜〜🥹』




えーと…ねぇ、、
うーん。どうでしょう〜〜





続きます。













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