「映画館のまわし者―ある映写技術者のつぶやき」

「映写技師を射て」という寺山修司の映画論集があったけど、映写技師自身の体験談ってないのだろうか。

探してみたら、1994年から大井武蔵野館で映写技師をしていた人の本を発見。

でも、私が読みたいのは50年代とか60年代に映写技師をしていた人の体験記。映写中に居眠りしていると分身が幽体離脱し、映画の中で活躍するといったエピソードはないのだろうか。

ただ、これはこれで面白いことがいっぱい書いてあります。最近は映写機の操作が楽になり、名称も映写技術者になったらしい。

そういえば、映画館は年中無休だから映写技師は最低二人は必要なんだろうか。私が70年代前半の中高生時代に通った場末の映画館のスタッフは全部で何人だったのだろう?モギリは近所のおばさんたちがバイトでやっていたのだろうか?そういう映画館でも、切符を売る人とモギリが別々なのは不経済ではなかったのか。掃除をする人、アイスを売る人、ロビーの売店の人、全部同じおばさんがやっていたのか?

2018年11月4日

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