昨日はブニュエル7枚組の残り3本を鑑賞。
「銀河」(1969)は二人の巡礼者が出会う人々のエピソードを時間空間おかまいなく描いたコメディで、聖書に詳しければもっと楽しめそう。
「自由の幻想」(1974)は便器に座りながらの談笑会が印象的なコメディ(食事はトイレでコソコソと)。
今回初めて鑑賞する「欲望のあいまいな対象」(1977)は最後の一線を越えさせてくれない若い女性に初老男が翻弄されるコメディ。彼女について初老男が列車のコンパートメント内で話すのが全体の枠組みで、同乗者たちの親身な感じがいい。若い女性を二人の女優さんが交代で演じているのを見終わったあとで知ってビックリ。007のキャロル・ブーケってフラメンコも踊れるのかと感心していたのに。
2015年7月30日